2002年2月12日 |
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センチュリーハイアット東京 Guest Room | |
楽-1 平均4秒 | |
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客室階としては最も高層にあたる、26階のゲストルームに宿泊した。しばらくの間、特に理由もなく足が遠のいていたが、気が付けば1年4ヶ月ぶりの滞在だった。スタッフは皆、サービスを楽しんでいるかのように、明るく健康的で好印象。連休明けのロビーには人影もまばらで、いつにない静けさが古城を思わせるようだった。
客室の天井高は255センチ。腰の低い縦長の窓に、交差したレースカーテンが、このホテルらしさを醸し出している。室内のインテリアには温かみがあり、居心地を超えた住み心地のよさを感じさせる雰囲気だ。 ベッドサイズは115×203センチと、ビュールームよりも狭いものの、同等の羽毛布団を使い、寝心地に不足はない。窓を開けたまま、ヘッドボードを背もたれにすると、ちょうどいい具合に夜景を眺められる。窓に近づくと、L字の建物の対角にある客室とご対面状態になるが、それなりに距離もあるので、あまり気にならなかった。 日中、その窓から外を見ていると、ちょうど清掃が盛んに行なわれている時間だったらしく、時折客室係が窓を拭き上げる様子が見受けられた。手早く効率的に清掃しているようで、窓拭きにはそれほど時間を掛けていられないようだった。この客室の窓はきれいな方だったが、他のホテルでは手垢などで汚れた窓をよく見かける。本当にきちんと汚れを確認しながら清掃しているのかと疑問に思っていたが、こうして窓から清掃の様子を観察する限り、型どおりに「拭く」という動作こそしても、汚れがないことをしっかり見届けているようには見えなかった。 眺めている間に、さまざまな階層で、10室程度の窓拭きが見られたが、どの場合も4秒程度しか掛けていない。これはこのホテルだけの問題ではなく、マニュアルに定められた作業を一通りこなすことと、次のゲストのために客室を整えることとは、発想の源が根本的に違う。作業の効率は非常に大切だが、何のための作業かをよく考えて、状態のよい客室提供を心がけてもらいたいものだ。 バスルームは3.3平米あり、壁はタイル、床はビニール。バスタブの長さは135センチとやや小さい印象。カラン、シャワーともに勢いがなく、バスタブに湯を張るのに随分と時間が掛かった。また、バスタブ、ベイシン、ベッドのシーツにそれぞれ長い髪の毛が数本ずつ落ちていた。これほど多いとマイナスポイントは大きい。 |
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2002年2月12日 昼 | |
センチュリーハイアット東京 「ブーローニュ」 | |
喜-2 マナーモード | |
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携帯電話の普及にくらべて、携帯電話使用のマナーに関する認識は、あまり浸透していないのが現状なのだろうか、ホテルのレストランやラウンジでは、携帯電話の使用を禁止している店がまだまだ多い。明らかに迷惑だと思われる環境で、声高に通話をしている人を見かけることもあるが、以前に比べればだいぶ少なくなったような気がする。
確かにムードのある店でくつろいでいるところに、隣りの席で大声で通話をされれば、雰囲気はぶち壊しになり、腹が立つのも当然だ。しかし、周囲への配慮を十分にしながら、直視しない限り通話をしているとは気付かない使い方をしている人に対してでも、席を立たせ、店の外へ行くよう促している光景を目にすることがある。携帯での通話とあれば、諸悪の根源とばかりに過剰な反応する人がいるようだが、それはもはや時代遅れな気がしてならない。 今や飛行機で上空にしても電話でつかまってしまう時代。もう逃げ場ないのだ。ホテルで優雅に食事中だからといって、電話に出ないことが許されない人も多いはずだ。重要なのは、周囲の状況に十分な配慮ができるセンス。ぜひホテル利用者は携帯とともにセンスを持ち歩くようにしたいもの。 ここ「ブーローニュ」では、携帯の使用を禁じてはいない。もし他のゲストに迷惑が掛かるようだと判断される場合には、店外での利用をお願いする場合があるとだけ断っている。本質をよく考えたルールであり、好感が持てた。 メニューにも魅力的な品が増え、新宿はコーヒーショップの激戦区になった。各ホテル、各店舗でそれぞれに個性があり、美味しいものが手軽に味わえる。 |
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[センチュリーハイアット東京] 950303 970823 990911 991113 000618 000725 001102 |
Y.K.