金曜日のコンサートを目前に控え、私のミュージックライフは歌謡曲一色です。
このコンサートの準備を開始したのは昨日。
そんな付け焼刃のにわか仕込みとはけしからんとお叱りを受けそうですが、実のところこうした短期型のローテーションというのが日常です。
私は不器用なので、一度に集中して取り掛かれる作品の数が多くありません。
新しく用意すべき作品が30曲を越えると、気分的にも焦りが出てきますし、浅く長くかかえた作品は「大味」な仕上がりになってしまいます。
それよりは目前の演奏曲に集中し、それを短期間に一気に仕上げ、目前のものが終わってから瞬時に気持ちを入れ替えて次に取り掛かるようにしています。
というわけで、金曜日までは「歌謡曲ウィーク」として、歌謡曲のスピリッツにフォーカスしています。
指示されている曲は「ラブ イズ オーヴァー」や「いい日旅立ち」「長崎は今日も雨だった」など、ある程度の年齢なら誰もが耳にしたことのある曲がほとんどですが、聞き流したことはあっても、マジメに対峙したことはなかったので、新鮮な気持ちで準備を進めています。
60年代、70年代の曲は、実にシンプル。それでいて、聞き手に深い印象を刻みこむ不思議な魔力を持っているものばかりで、その魅力に改めて気付かされました。
演奏の仕方や、エレクトーン用の音色データや作成するリズムパターンも、いつものクラシック作品とは大きく異なりますが、気を抜かずにきちんと表現したいので、できるかぎりの工夫を凝らします。
これらの曲は、きちんとした楽譜がないので、またまたTANEちゃんが大活躍でした。
先週、北海道から資料のMDをエクスパックでTANEちゃんに郵送したところ、それが届くなり「今日Xファイル、受け取りました!」とのメールが・・・
「超常現象の資料なんか、送ってないぞ」と突っ込もうかと思いましたが、たぶん本人は「???」でしょうから、「よろしく頼みます」とだけ返信。
そして、昨日TANEちゃんから書き上がった楽譜を受け取り、今日一日で全13曲のエレクトーン用データを仕上げてきました。
昨日までは不安だった金曜日のコンサートが、やっと楽しみになってきました。