朝の真冬の寒さも昼過ぎにはゆるみ、まだ控えめな日差しでさえポカポカと暖かく感じられました。
今日はエレクトーンシティ渋谷で、エレクトーンマスターコースの修了コンサートが行われました。私は特に関わりはないのですが、優秀な子どもたちの一年の成果に興味があったので、目立たないようにこっそり鑑賞するつもりで会場に忍び込みました。
でも、柱の陰から密かにのぞきみる作戦は、あえなく失敗。なぜなら、そこに集まっている方々はほとんどが顔見知りだったのです。
今回の修了コンサートは一般に公開しているイベントとは違い、うちうちの会という感じで、特別な演出はなく、粛々と進められました。
出演した5人の子供たちは、「極めて演奏しにくい環境」にもかかわらず、大きく動揺することもなく、それぞれの成果を披露していました。
これ以上望みようがないほど素晴らしい指導陣に囲まれ、この先もめきめきと成長していくことでしょう。
その将来が明るいものとなるよう、充実した人生を送れるよう、そして今この時間を将来のために犠牲にするのではなく、今という時間をも謳歌できるようにと、祈る気持ちで聞かせてもらいました。
終演後は、北青山にあるお気に入りのトルコ料理店に。
渋谷からタクシーで向かったのですが、場所を告げてもいつも首をかしげられてしまいます。「青山のシーアイプラザ」と言ってもまずわかってくれませんし、「青山通りの外苑前を通り過ぎた左側」と細かく説明してもまだ「?」のまま。最近、こうした道もランドマークも知らないドライバーが増えました。先日もホテルニューオータニを知らないドライバーに遭遇し、唖然としました。
ナビゲートしながらシーアイプラザに到着し、お目当ての「ハレム」に入ると、オーナーが出迎えてくれました。
店内はオーナー自らトルコに足を運んで吟味したインテリアで埋め尽くされ、トルコ風のモチーフを大切にしながらも、都会的な洗練が感じられます。BGMはターキッシュポップス。エキゾチックでモダンな響きが、雰囲気を妖しく盛り上げています。
ディナーコースは5,280円から8,800円まで3種類が用意されていますが、今回はトルコ料理初体験の方々も含まれていたので、トルコ料理の魅力を凝縮した最もベーシックなコースをチョイスしました。
このコースは料理が大皿で提供され、シェアするスタイルなので、気の置けない仲間やファミリーでカジュアルに楽しむのにピッタリです。
最初は前菜のペーストの盛り合わせ白チーズ添えとトルコの自家製パン。
今回は人数が多かったので、通常よりも種類を多く用意してくれました。
熱々のパンに、フレッシュなペーストを塗って味わうのですが、ここでパンをたくさん食べすぎると後で苦しくなるので、コントロールしながら楽しむのがコツ。
続いてはトルコの宮廷料理をアレンジしたオリジナル料理。ナスとチーズのペーストに中トロ炙りをトッピングした自慢の一品です。
そしてメインは、良質な肉を使ったトルコの代表料理、シシケバブの4品盛り合わせ。添えられたマッシュルームのグリルも大人気でした。
ジューシーなケバブと相性がいいのが、さっぱりとした羊飼いのサラダ。
追加したトルコ風ピッツァ。
この後はサンプルを見ながらそれぞれにデザートをチョイス。私は新メニューの中から選びました。一緒にトルコ紅茶のチャイが添えられます。
以上5皿のコース+oneですが、ボリュームは十分。それでいてヘルシーな料理が多いので、あまり胃腸に負担が掛からないように感じます。
他のテーブルを見ると、落ち着いたミドルエイジの会社員や、女性のグループ、イスラム系外国人のファミリーなど、幅広い客層に愛されていることがわかります。
国際都市東京らしい雰囲気の中、エキゾチックでヘルシーな料理を堪能するならイチオシの店です。
今夜は平沼有梨さんもお誘いして、テーブルに加わってもらいました。
音楽の話ばかりでなく、グルメな話題にも花が咲き、楽しいひとときを過ごしました。