ファヌアン at ザ・ナハテラス

那覇ステイ2日目は、朝から爽やかに晴れ渡り、気持ちのいい一日となりました。

午前中、ナハテラスの館内では、スタッフ以外の人に会うこともなく、まるで貸切のようにして過ごせたので、わずかな自由時間が何倍にも価値あるものに感じられました。

朝食の後は、屋外プールへ。
気温は25度前後ありますが、水温はまだしびれるような冷たさ。
でも、意を決して水中に入ってしまえば、あとは冷たさも気になりませんし、泳ぎ疲れて水から上がった時も、日差しが暖かいので、寒く感じることはありませんでした。

ここのプールにはBGMもなく、ただゆっくりと時間が流れている感じ。泳がないにしても、プールサイドで読書をしたり、ただデッキチェアに横たわっているだけでも、実に気持ちがいいというのに、結局終始貸切。
なのに、他のお客さんたちは、みんなどう過ごしているのでしょう。もったいないです。

ランチはガーデンに面したレストラン「ファヌアン」で。
午前中とは打って変わり、レストラン内は結構な賑わいでした。旅行客よりも地元の人々が多いようです。

ゴールデンウィーク中は、通常のメニューは休みで、ホリデーブッフェ3,000円を開催しています。
オードブルからメインディッシュ、デザートまでフルブッフェで楽しむことができ、ローストビーフのカットサービスやオマール海老のグリルなど、質の高い料理とパフォーマンスを考えると、3,000円はお値打ちです。

旅行者にとって嬉しいのは、ふんだんに使われた沖縄らしい食材。
そして、まぶしいガーデンのグリーンを眺めながら、テラスで食事を楽しめるというロケーションも魅力です。

でも、地元の方々にとってテラス席は珍しくないのでしょうか。それとも、暑い屋外より、涼しい屋内の方が快適なのでしょうか。
東京なら奪い合いになりそうなテラス席なのに、あまりに人気がないようです。

その理由のひとつは、鳥の襲来。
またとないご馳走を目当てに、野鳥がテーブルに近寄ってくるのです。野鳥のくせに、人慣れしているらしく、手で払おうとしてもへっちゃらな顔をして、動こうとしません。それどころかつつき返されそうです。
ならば知恵で勝負。水の入ったグラスを鳥の前で左右に振ると、たちまち飛び去りました。キラキラするものは苦手なようです。

これがサバンナなら野獣に食い殺されるかもしれませんが、那覇のど真ん中でそれはありえませんし、鳥くらいならかわいいものです。でも、クセにさせると互いのためになりませんので、食べ物は一切与えませんでした。

フルブッフェから取り分けたのは、自分でデザインした具だくさんサラダ。紅芋やゴーヤをアクセントにしてみました。

そして、アグー豚のグリルにパングラタン、オマールグリル、そして最後はデザートで締めくくりました。

特に充実しているのがサラダとデザート。しかも、味もなかなかですから、大満足でした。

午後にも、もう一度プールへ。午前に比べると日差しで水温が上がっていました。
でもあいかわらず人が少なく、他に若い男性がデッキチェアにはらばいになって読書をしているだけの、ゆったりした時間が過ぎていきます。

監視のおじちゃんに、私が20年以上愛飲している「バナナスムージー」を注文して、パワーとビタミンを補給。

再度泳いで今日の日課を消化し、元気いっぱいに次の約束へと向かいました。