ちょっと先のことですが、12月に名古屋で開催するコンサートに関する話題です。
このコンサートは、私にとって特別な意味があります。
これまで、私は数々のコンサートに出演させて頂き、ソロのみならず多くの演奏家との共演を経験することができました。
そのすべてが刺激的で、ひとつ残らず大切な思い出になっています。
でも、ソロ以外はいずれも私は誰かの引き立て役でした。
それが、今回は私が中心になって、舞台上のあらゆる責任を背負いながら、座長を務めさせていただけることになりました。
やっと、やっと、エレクトーンが舞台の中央でスポットを浴びる公演が実現することになったのです。
エレクトーンが何かの添えものでなく、主役としてステージに立つ日を、どれほど待ちわびたか知れません。
もちろん、これまでもソロや対等なコラボなどで、それなりの主役は担ってきましたが、今回はスケールが違います。
この公演の成功が、エレクトーンの地位向上に少しでも役に立てれば嬉しいです。
共演者も私に選ばせてもらいました。
エレクトーンに理解があり、互いに敬意を持ちながら真剣に向き合える人材を厳選しました。
また、アコースティック環境下で、エレクトーンのパワフルな音に埋もれない音量を出せる楽器であることも条件のひとつでした。
それではユニットメンバーを紹介しましょう。
これは私。説明はいりませんね。
こちらはサクソフォンの波多江史朗さん。
彼とのアンサンブルには、なにひとつ不安がありません。
音色も美しいですし、どんな条件下でも不満を言うことのないプロ根性も気に入っています。
続いてパーカッションの石川昇平さん。
ドラムスからクラシックの打楽器まで、マルチにやってくれます。
今回も「ありえないラインナップ(FOXチャンネルみたいですね)」の選曲を考えているので、ジャンルにとらわれない幅広いセンスが必要ですが、昇平さんなら安心です。
そしてピアニスト。
ピアニストの人選にはずっと悩んでいました。
私が掲げた条件は、
1、イケメンであること。これは絶対譲れない。
2、20代であること。若いセンスが必要だから。
3、クラシックの基本を持っていて、ポピュラー音楽にも対応できること。
4、タフで性格がいいこと。
でした。
方々探したり紹介を得たりして、多数の候補があったのですが、今日、最終選考を行い決定したのが、米津真浩さんです。
もちろん、上記4条件をしっかり満たしています。
同席したプロデューサーから、いきなり演奏のリクエストがあり、想定外のことに緊張しながらも、ラベルやリストを弾いてくれた米津さん。
ダイナミックで若々しさが光る演奏には新鮮さが感じられました。
この4人のユニットに、ソプラノの伊藤真友美さんと、指揮者パフォーマーの好田タクトさんもゲストとして加わります。
選曲や演出はこれから詰めていきますが、時に火花が散るように鮮やかに、時に妖しいほどエレガントに、神田将らしいステージをお届けします。
ご期待下さい。