プライベート感覚のミニコンサート

今朝は新大阪を6時過ぎに出発する新幹線に乗り、浜松経由で静岡県の袋井に向かいました。
早朝にもかかわらず新幹線は結構な混雑ぶりで、浜松駅で在来線に乗り換えた時はちょうどラッシュのピークにあたり、都心さながらの人波でした。

一方、袋井駅はゆったりとした雰囲気。午前中から気温があがり、今日は暑くなりそうです。

出迎えの車に乗り、目的地まで10分ほどのドライブ。初対面ですが、音楽という共通の話題に、一瞬で花が咲きます。

今日は、jet兵頭楽器店支部の年次総会が催され、その席でのゲスト演奏の依頼を受け、袋井にやって来ました。

兵頭楽器さんは掛川が本店ですが、磐田や袋井にも教室を設けており、エレクトーンにも熱心に取り組んでいる特約店で、「音楽との出会いを大切に」という合言葉が印象的です。

今回の総会が行われたのは、ハウスウエディング&レストラン「L’Esperance」
ウエディングもできる一軒家のバンケットレストランで、洋館風の佇まいとカジュアルなフレンチが評判だそうです。

「食事会を兼ねて」という話は聞いていたのですが、もっと小さな店の片隅でアットホームに催すのかと思っていたら、総会とコンサートはバンケットルームで行い、食事会はメインダイニングでという本格的な内容にびっくり。

午前8時半より楽器のセッティングが始まり、十分なリハーサルを済ませ、予定通りに10時に総会がスタートしました。

30分ほどでお呼びがかかり、会場へと進みます。
広い会場に30ほどのイスが並んでおり、スタッフを合わせても20名程度の方々を前にして、演奏をスタートしました。

観客が少ないことは苦になりませんが、考えてみるとここ最近では最少人数かもしれません。
そして全員が先生または楽器店関係者ですから、なんとなく緊張感が漂います。
しかも、私の苦手な午前中ですし、昨晩和歌山でかなり燃え上がりましたので、いつも通りの冴えある演奏ができるかどうか・・・・・

でも、演奏をスタートしてすぐに「今日も絶好調!」という気分になりました。
それは、まだ会話もしていない先生方から、とてもフレンドリーな「気」が伝わってきて、私の気分をどんどん盛り上げてくれたことが、ひとつの大きな助けになりました。

トークの時も、ステージから客席に向かって話しているというより、一緒にお茶でも飲みながらおしゃべりしているような感覚で、リラックスした雰囲気。
それに調子づいて、60分の予定が90分コースになりましたが、とてもいい感じだったと思います。

お腹も空いたところで、ちょうど食事にいい頃合いです。
別室のダイニングに移り、フレンチコースを囲みながら、また音楽とエレクトーンの話題で大いに盛り上がりました。

兵頭楽器の社長さんも来てくれていたのですが、とても気さくで親しみを感じさせ、不思議と気が合いそうな予感です。
一緒に夢や希望を語れそうな雰囲気の社長さんで、きっと社員の皆さんからの信頼も厚いことでしょう。

先生方も皆さん陽気で、とたんに仲良くなりました。
ぜひまたお伺いしたい楽器店です。

お名残り惜しく袋井を後にして、夕方までに岡山入り。
岡山駅ではPRのために出張中のせんとくんに出会いました。

今夜は岡山にステイし、明日はまた瀬戸大橋を渡ります。