私の2014年は、演奏会と稽古と旅の三色でした。この人生の色合いは、しばらく変わりそうもありません。というか、変わらず、そうあれればいいなと願っています。2015年の幕開けは南半球へ向かう飛行機の中。空から眺める初日の出は、神々しいほどまぶしく輝いていました。
年末の周南第九は一昨年の初回にも増して素晴らしいひとときでした。ふだんはそれぞれに別の生活がある人たちが集まって、同じ音楽を全力で奏でる。ただそれだけのことなのに、ものすごいパワーと喜びが溢れていました。
そして、来週はいよいよ20周年リサイタル。素晴らしい作品ばかりの充実したプログラムで、今、私にできることのすべてをお届けします。