夏になると恋しくなる中華冷麺。ルーツは仙台の小さな中華料理店にあって、その店では季節を問わず一年中冷やし麺を楽しめるという記事をどこかで目にした記憶がありますが、多くのホテル内中国料理店では、季節限定「夏の味覚」の定番として親しまれています。
特に食欲が低下するこの季節。さっぱりとした味わいとともに、色とりどりに盛られた具で、さわやかに栄養補給できる冷やし麺は重宝します。
今回ご紹介するのは3つ。まずは沖縄のザ・ブセナテラスにあるチャイニーズダイニング「琉華菜苑」ランチタイムに提供されている冷麺です。ごまだれ、醤油だれをチョイスできます。
オーソドックスな冷麺ですが、これにスープとデザートがついて1,300円という手軽なプライスが魅力。リゾートテイストあふれる店内で、明るいサービスとともに味わう常夏の冷麺は格別です。
こちらはANAインターコンチネンタルホテル東京の中国料理「花梨」で提供されている冷やしそば。こちらもごまだれ、醤油だれをチョイスできます。単品で2,420円。
最後にハイアットリージェンシー東京の中国料理「翡翠宮」で人気の冷麺セット。
ほうれん草を練り込んだ健康涼菜冷麺と、ゴマがきいた冷やし坦々麺は、それぞれハーフサイズで。加えて、おこわ、点心三種、杏仁豆腐がセットになって3,300円です。玄米黒酢をたっぷり使ったタレで味わう健康涼菜冷麺が印象的です。
他にも、先日紹介したキャピトルレストラン「星ヶ岡」の「豚ひき肉と、海老、韮の酢入り冷やしそば」にも個性が光っていました。
このようにホテル内中国料理店では、趣向を凝らした冷麺を用意したり、オーソドックスながら伝統の味で勝負をかけたりして、しのぎを削っています。
この夏、冷麺の食べ歩きをしてみるのも一興かもしれません。
番外編の熱そば。ヒルトン東京のルームサービスで食べられる、日本各地の味覚をテーマにしたラーメンジャーニーもユニークです。