佳香のうなぎ ハイアット リージェンシー 東京

とりあえず夏バテすることもなく、8月をなんとか乗り切れそうな目処がたちましたが、これから始まる秋のコンサートシーズンに向けて、十分な体力と精神力が蓄えられているかと自問すると、とたんにドキッとして、胃がきゅっと縮むような思いがします。

どんなに準備を重ねても、万端整えてのぞむことは到底不可能ですが、せめて出来ることを怠って後から後悔するのだけは避けようと、毎日気を引き締めて取り組んでいます。怒涛のスケジュールも、自ら納得して引き受けたものですから、どんな状況になっても自業自得ですが、応援して下さる皆様に心配を掛けないよう、はつらつを突き進んでいきたいと思います。

そんなわけで、体力をつけるにはまず食べることから。多少のカロリー過多は織り込み済みです。ここで蓄えておかなければ、毎日がコンサートの日々が始まった途端に、ばててしまいます。

さて、今日の昼食は何にしようと考えている時、先週ヒルトン東京で食べたうなぎを思い出しました。たまにはうなぎ専門店もいいとひらめきましたが、残念ながら徒歩圏内には思い浮かびません。同じヒルトンでも構いませんが、確か隣のハイアットリージェンシーでもうなぎのプロモーションをしていたことを思い出し、出向いてみることにしました。

店はハイアットリージェンシーの3階にある日本料理「佳香」。白木を多用した明るい店内は女性好みする雰囲気。実際、昼間の客層は、平日休日を問わず、女性グループが中心のようです。

ホール席には、十分な間隔を置いてテーブルが配置されていますが、衝立などはなく、仕切りがまったくないオープンなレイアウトです。それでも、周囲の別のお客さんが気になるようなことは、ほとんどありません。

注文は店に入る前から心に決めていましたが、一応、メニューを一通り眺めてみました。手ごろなものは、蕎麦かうどん、天ぷらなどがセットになった「千歳膳」2,750円から、数種類の弁当類(3,190円から)もあり、女性陣に人気の様子。ゆっくり時間を過ごしたい時には、会席料理(6,600円から)もあります。

うなぎ御膳は6,600円。ランチタイム限定のうな重セットは4,950円。どちらにしようか悩んだ結果、前菜とデザートがグレードアップして、更に造りが加わる「うなぎ御膳」を選びました。

前菜は晩夏から初秋への移ろいを感じさせる季節の味覚をほんの少しずつ、涼しげなガラスの器で。

造りはまぐろとカンパチ

うなぎは身が引き締まっていました。

最後にフルーツと羊羹

店内の雰囲気同様、料理も女性好みするように感じられました。ヒルトンの方が堅実で私の利用目的には合っているような気がしますが、だれかと楽しく食事をする時にはこちらも悪くないように思います。