上海的大阪

今日はどんな天気だろう。なぜかまだ真っ先に岩手や秋田の天候に目が行ってしまう私です。昨日までとは打って変わって、今日の東北は強い雨が降っているのだとか。雨が峠を越えれば一気に秋が訪れることでしょう。

東京で束の間の休息を取り、私は朝の飛行機で大阪へ。今朝も愛用のJAL便ですが、最近、どうもサービスがおかしいなと感じるのは私だけでしょうか。

中でもビジネス客の多い東京-大阪線には優れたクルーを乗せていると思っていたのですが、最近は違うようです。

サービスがまるで不慣れな感じ。不愉快という以前に、痛々しいというか涙ぐましいというか、一生懸命なのはわかりますが、同情だけで信頼を回復することなどできるのでしょうか。

今日も、飲み物サービスの際、勢い余った飲み物が撥ね飛んで、私の衣類を汚しました。それを自分のハンカチでぬぐっていても、客室乗務員は事態に気付きません。かつてなら、すぐに声を掛けられたものです。文句を言う気にもならず、心の中で「落ちぶれたなぁ」とつぶやきました。

アナウンスもなんかおかしい。「数ある航空会社の中から日本航空をお選びいただきまして、ありがとうございます」って、東京-大阪線は、ANAとJALの2択なのに、「数ある~」とは不自然です。

非常用設備のインフォメーションビデオに流れるBGMも不快な効果音が多くて、注意を向ける気もしません。あらゆる点でセンスが不足している感じがして、スタイルを持っている客が次々とANAに乗り換えるのも頷けます。もっとも、最近は飛行機より新幹線のサービスの方が洗練されていると感じるようになりました。

大阪では、日中レッスンをして、夜はホテルにこもり、自分が抱えていて遅れに遅れている作業に取り掛かっていますが、こうしたデスクワークをしている時が、一番首の痛みを実感します。

窓から外を眺めると、大阪の高層ビル群が一望できます。そういえば、久しぶりに大都会の夕景を見ました。

どことなく上海の景色に似ているのは、大きな川の存在と、日の沈む方角によるものしょうか。いえ、それだけではありません。ホテルの窓がひどく汚れているという点が共通しているのでした。

夕食はルームサービスでクラブハウスサンドイッチ。久しぶりに味わうインターナショナルホテルの定番メニューです。これならボリュームたっぷりですし、大好きなホクホクのフレンチフライも付いてきます。

と思ったら・・・

サンドイッチはパンを2枚しか使っていないというショボさ。しかも、添えてあるのはポテトチップスです。これでサービス料20%とは・・・だめですね、こういうホテル。量的にとても足りないのでハンバーグを追加しました。

高級ホテルなら、黙っていてもパンは添えて持ってくるものですが、なんとハンバーグだけを運んで来ました。しかも、ちんまりとしたハンバーグだこと。サンドイッチとハンバーグで、合計5,200円。パリやロンドンならまだしも、大阪でこれは「やられた」という感じです。東北が恋しいです。