子どものころは、まさか演奏家になるなんて夢にも思わず、でも、ひたすら弾くことが好きで夢中になっていました。中でも発表会は一番の楽しみで、出番が終わるや否や、次回の出番に向けて構想を練っては先生を呆れさせていたことを懐かしく思い出します。独奏以外にも、一緒に習っている友だちとのアンサンブルも多く、作編曲の機会をたくさんもらっていたので、常に総譜用の五線紙を持ち歩いていました。今のように楽譜が手軽に入手できる時代ではなかったので、耳だけで書き起こしたり、大学などの資料室にこもってコピーを禁じられた総譜を手書きで写すこともしばしば。希少な打楽器が必要でも高価で買えない時は、身近なもので似た響きにならないかと、工作の延長のような工夫をしたり。そうした経験が、今、非常に役に立っています。
当時、一緒に演奏していた仲間たちは、みなそれぞれの道に進み、家庭を持ったり仕事を成功させたりと、とても充実した人生を送っています。教室で音楽家になったのは私ひとりですが、仲間たちもほとんどが今も趣味でピアノやエレクトーンを楽しんでいます。音楽は特に、子ども時代に夢中でも、いつしか関係が薄れてしまうケースがほとんどですので、細くても長く継続するというのは素晴らしいことだと思います。
そんな仲間たちが、私の日々の活動を見て、また昔みたいに弾きたいね！と盛り上がったのが、今回の演奏会の発端でした。私も、プロとアマチュアの壁を気にせず楽しめたら、どんなに気持ちいいだろうと胸を躍らせました。でも、実際は思うほど単純にはいきません。私が本気で弾けば、アマチュアである相手を飲み込んで霞ませてしまいますが、作品に誠実であるというモットーから手加減して弾くわけにもいきません。出演者にとって楽しくやりがいが感じられ、お客様にも満足していただくにはどうしたらいいかを考え、私は監督役に回ることにしました。昨年をもって指導から手を引いた身ですので、この演奏会では先生というよりコーチという感じでみんなを支えていきます。でも、まったく弾かないわけではありませんよ。歌の伴奏と、モーツァルト作曲ホルン協奏曲の管弦楽部分を演奏予定で、もし時間が余ればソロも少々と考えています。
出演は子供時代の仲間たちとその家族、私がまだおじさんと呼ばれることのなかった時代に教えていた連中がメインの、アットホームなファミリーコンサートです。入場無料で、チケットなどもありません。どうぞお気軽にお立ち寄りください！
ピアノ・エレクトーン・歌によるコンサート「プレジール」
2017年8月5日（土） 16:30開場 17:00開演 19:30終演予定
国分寺市立いずみホール
JR西国分寺駅南口すぐ
入場無料！（チケット不要）
協力：YAMAHAエレクトーンシティ渋谷
Facebookはじめました。ついでにTwitterも。こうしたSNSには絶対手を出さないと豪語していたのに、なぜか宗旨替え。さて、なぜでしょう。
- あまりの孤独感に耐えかねて。
- 演奏会の切符をたくさん売りたくて。
- 機種変更を機に。
答えは3番です。まあ、1と2もまったくないというわけではありませんが・・・
私が普段使っているのは、アンドロイドのスマートフォンと、アンドロイドのタブレットと、iPadの3台。そのうち、アンドロイドのタブレットをiPad Proに変更したところ、とあるアプリが、アンドロイドからiOSへの移行はフェイスブックアカウントを通じてでないとできないことがわかり、泣く泣くアカウントを作成したというわけです。それに合わせて、SNS専用のスマートフォンも用意しました。そこには電話帳データを入れずにWi-Fiのみで使っています。端末多すぎです。
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