bud tuning

今日は今年最後の空き日。誰にも会わず、誰とも話さず、ひとりで過ごす貴重な一日です。こんな時、何をするか。正直、どうしていいのかわからず困ってしまいます。

でも実際は、ひとりで過ごしているというだけで、普段の慌しい日常と何ら変わりありません。長旅の荷物をほどき次の旅に備えたり、私との対話を待ってくれている山積みの楽譜をひとつずつ開いたりしています。

そして、何よりも大切なのは、まだまだ続く演奏会をすべて満足いくものとするために、健康管理をしっかりとすることです。

久しぶりに東京に戻りホッとしたのでしょうか。どうも調子があまりよくないことが実感されます。病気になったわけではなく、少なくとも見た目は健康的ですが、このままではそう遠くない将来に体力が限界に達するでしょう。

ところで、皆さんは健康の不調が生じた場合、どんな兆候からそれを察しますか?

私はまず皮膚に表れます。抵抗力が低下して、急に吹き出物ができたり、アレルギーのようにかゆくなったりします。次いで胃腸の機能が低下し、食欲を失います。

先週の東北ツアーでは、睡眠時間が連日1~2時間しか取れなかったこと、そして楽屋弁当中心の食事もまた、体のチューニングを狂わせたような気がします。

それなのに、今日の食事はグルメバーガー。弁当経由で蓄積した毒をデトックスしたいのに、むしろ増えたかもしれませんね。

もちろん野菜も添えますが、焼け石に水かな。

脂っこいものを食べる時は、ワインを飲んだ方が消化がいいような気がするのは、たぶん気のせい。

ともあれ、東京に戻ったという安堵感から、これまで引き締まっていた気持ちが緩んだようです。それが引き金となって体調を大きく崩すかもしれませんので気をつけます。

体力低下でも、精神的なタフさは尽きていませんので、甘えた気持ちに鞭打って、今日も一歩を踏み出したいと思います。

急な気温の変化に、皆さんもくれぐれもご自愛下さい。皆さんの応援あっての神田将です。