20年来の親友とのランチに訪れたのはコンラッド東京の中国料理店「チャイナブルー」。1月の月曜日とあってか、思いのほか穏やかな雰囲気でしたが、おかげでゆったりとした時間を過ごすことができました。
店内は「ゴードン・ラムゼイ」や「風花」同様に高い天井と大きな窓によるダイナミックな空間になっていますが、深いブルーを基調としたユニークな内装が異国情緒を感じさせます。
平日のランチセットメニューは3,900円から用意されていますが、今日は久しぶりに会う友人のために奮発して10,000円の「椿」コースを注文しました。
中国料理と言えば、大皿に盛られた料理を皆で取り分けながら食べるのが主流ですが、この店ではすべての料理を個別に盛り付け、西洋料理に近いスタイルで提供しています。
最初にアミューズ。半分に切ったプチトマトに梅塩をまぶしたシンプルで小さな一皿。
前菜は北京ダック チャイナブルースタイル。黒胡麻クレープで自ら巻いて、そのまま手で食べます。
続いてシーフード入り酸辛スープ。いろいろな魚介類が細切りになって、さりげなく入っています。
メインディッシュとなるのは茄子の白身魚巻き。湯葉のクリスピーな歯触りがアクセントになっています。
海老と干し海老の煮込みそば。
デザートは甘酸っぱいティラミス、口直しの青リンゴジュース、揚げワンタンの蜂蜜がけ。
コースの皿数は多くありませんが、一皿ごとのボリュームは想像以上で、かなりお腹いっぱいになりました。
全体に味付けは濃い目なので、ワインと一緒に楽しむのがおススメ。シェフの創意工夫が光るモダンチャイニーズは、新鮮な驚きの連続でした。
ちなみに、今日の朝食は「フレンチトースト アップルコンポート添え」でした。ブルーベリーパンケーキの次に気に入っている一皿です。