吹雪いたり、晴れ間が出たり、強風が吹いたり、穏やかだったり。目まぐるしく天候が変化する今日の小樽。昨日に比べると少し気温は高いようです。ホテルルームから見る海は不思議な表情をしていました。
さて、昨晩も北海道の冬を代表する味覚を楽しんだ「福鮨」ですが、小樽を立ち去る前にもう一度味わいたくなり、出発前にのれんをくぐりました。
今日も運河沿いの駐車場には大型バスが連なっていましたので、昼どきも混雑するのかと思っていましたが、そうでもありません。聞けば、団体で観光に来る人たちは、昼食場所があらかじめ決められているので、あまり流れてくることはないのだそうです。
おかげで昼からゆっくりと過ごすことができますが、飛行機の時間に間に合わせるには、こちらがあまりのんびりとはしていられません。早速腕をふるってもらいましょう。
最初に細目昆布の酢のものと、数の子を取った後の鰊をカリカリ煎餅にしたものがでてきました。
鮨は主人の忠さんにお任せです。まずは五貫のオーソドックスなにぎりから。
続いて、生ガキ。
真鱈の白子。
そして、私の大好きないくらと雲丹。
二枚貝を二種類。
立派な数の子は忠さんの手作り。
この他、巻物と玉子をもらったので、しめて15貫。昼にしてはたくさん食べました。大満足です。これで思い残すことなく東京に帰れます。
忠さんは私の好みをきちんと覚えているだけではなく、私を満足させようと奮起してくれるところに惚れました。
小樽駅から列車で空港へ。混雑する車内で、次にここを訪ねるのはいつのことかと思いを巡らせていました。遅くてもまた4月にはやって来ます。そのころにはきっと雪も解けていることでしょう。