2009年、2010年と、初めてのエレクトーン演奏としてエントリーさせてもらった仙台クラシックフェスティバル。例年なら、そろそろ出演依頼が来て、3月中に演奏プログラムを提出という流れでした。
3年連続のエントリーを願いながら、今年もお声が掛かるかどうか待ちわびていたところに地震が来ました。
現地では音楽会どころではない場所がたくさんあることは重々承知ですが、環境が整ったところから順次音楽をお届けすることも、長い視野で見ればとても大切なことだと思っています。
今年のせんくらはどうなってしまうのだろう・・・昨年、一昨年と舞台裏で世話を焼いて下さったスタッフやボランティアの皆さん、そして私のチケットを並んでお求め下さった大勢のお客様など、仙台で出会った皆さんの顔が次々と浮かんできます。
そんな矢先、せんくらのマネジメント窓口となっているジェスク音楽文化振興会の担当者からメールが舞い込んで来ました。
それは、これまで通りの開催は現時点では困難ながらも、音楽を通じてできることを実践する方向で動き始めているとの嬉しい知らせでした。
音楽家の私たちにも、精一杯の協力を期待するということや、アイデアがあればどんどん聞かせて欲しいと書かれていて、メールを読んでいるだけで、すぐにでも飛んで行きたくなってしまいました。
いくら音楽で役に立ちたいと思っていても、個人ではどうにも身動きがとれないのが現状ですが、こうした立派な組織が動いてくれれば、きっと実現することでしょう。
せんくらの会期中だけでなく、近い将来に開催できそうなチャリティーコンサートや、メディアを通じての癒しや励ましのお届けなども模索中とのこと。ここに多くの音楽家が参加して、仙台のみならず日本中が、世界中が音楽でいっぱいになるかもしれませんね。
ただ、私の楽器は電源が必要なので、インスタントな演奏会が困難・・・太陽電池で作動するSTAGEAがあればいいのに・・・あるいは、隣で誰かが自転車をこぐと音が出るとか・・・
でも、楽器が消費する電気よりはるかにエネルギッシュな元気をお届けできる自信はたっぷりとありますよ。
皆さんは、今年のせんくらがどんな風になったらいいと思いますか?東北の皆さんだけでなく、さまざまな地域の皆さんからのご意見も伺ってみたいと思います。
ジェスクの皆さんやせんくら現地スタッフの皆さんも、このブログを読んでくれていますので、皆さんからの熱いメッセージはダイレクトに伝わることでしょう。
私たちには音楽がある!! 今日も叫んじゃいます!!