火曜日のランチは、友人が予約をしてくれたラッフルズホテルのティフィンルームに出掛けました。宿泊客とダイニング予約客しか入れないというメインロビーはとても優雅で、他のホテルにはない雰囲気が漂っていました。
ティフィンルームはハイティーでも有名です。週末には長い列ができるほどの人気ですが、メインロビー側ではなく、アーケード側の出入り口が使われるようです。
今日のランチはどうなのかと思っていましたが、すんなりとメインロビーから入ることができました。
予約の際に「時間に遅れた場合は15分間しか席をキープしない」と言われていたので、予定時間きっかりに店に行きましたが、まだ店内の準備が整わないとのことで、少し待たされました。
ほどなくテーブルに通され、ブッフェの内容や個々の料理についての説明がありました。カレーにマッチするというワインのお勧めもあったので、グラスで2種類注文しました。
あっという間に満席になるだろうと想像していたのですが、しばらくはほぼ貸切の状態が続き、結局のところ席が半分も埋まることはありませんでした。平日は案外、穴場なのかもしれません。
ブッフェカウンターには、インド風の前菜、カレー、デザートが30種類以上並び、どれにしようか目移りしてしまいます。
前菜は野菜を使ったものが多く、どれもヘルシーでさっぱりした味付けですが、やはりスパイスはけっこう効いていますし、辛いものもありました。
前菜を食べていると、焼きたてのナンが運ばれて来ました。幾つかのフレーバーがあって、注文時に選ぶことができます。
カレーは、スープ状になった野菜や豆がメインのものと、チキン、ラム、シーバスなどの魚や肉がしっかりと入ったものに大別されており、それぞれに違った味わいが楽しめます。
共通しているのは、どれも上品で洗練された味であること。そのあたりは、さすが名門ホテルという感じでした。
デザートもインドの名物菓子が並んでいますが、どれも昔の駄菓子を思わせるような、かなり甘ったるい味です。こればっかりは美味しいというよりも珍しいという気持ちで食べました。
サービスは大変素晴らしく、とても大切にされている気分になれます。歴史ある空間で、行き届いたサービスとともに味わうエキゾチックなカレーブッフェ。まだ誰かを連れて訪れたいという気持ちになりました。