今夜は大阪ステイ。昨年オープンしたSt Regisです。ホテルの居心地やサービスは、・・・。宿泊についてはいずれ喜怒哀楽でお伝えしますが、今回は夕食に訪れたビストロをご紹介します。
フレンチビストロ「ル ドール」は、1階にあるカジュアルなダイニング。ホテルロビーは12階にあって、1階ではオフィス部分のだだっ広いエントランスホールの方が目立っていますし、この店独自のエントランスもあるので、一見、ホテルとは関係ないレストランのようにも見えますが、ホテル側からも直接入れるようになっています。
店内は吹き抜けの高い天井が印象的。赤いカフェスタイルのイスや、白いクロスを掛けたテーブルが一列に並び、文字通りパリの粋なビストロを思わせます。
でも、デザイナーはコンラッド東京と同じ会社なので、細かいところには共通点も多々見受けられます。クラシカルな雰囲気がありながらも、BGMはコンテンポラリーだったりと、新旧を巧みに調和させていて、心地よい空間です。
2階にも客席があり、そちらはチーズ&ワインバーだとか。また回廊に面したテラス席もあり、気軽なランチなどにはよさそうです。
メニューはコースとアラカルト。コースは6,050円から9,900円までの3種類で、価格帯的にはパークハイアット東京の「ジランドール」と近いものがあります。
品数は多くありませんが、アラカルトも用意されており、今回はアラカルトから選んでみました。
アミューズはチーズのシュー、軽く炙った鰆のカルパッチョ、トマトのゆるいゼリー。
前菜は、まずグリーンとホワイトアスパラガスのロースト、モリーユ茸のソース 。
もう1品はフランス産プティグリ種エスカルゴ、ル・ドール風。
魚料理はブイヤベース、マルセーユスタイル。
肉料理は”シェフズスペシャリテ”牛頬肉の柔らか煮込み。
デセールはオーセンティックな苺のショートケーキ。
食後にはダージリンアールグレーティー。
小菓子はオレンジチョコレートとオレンジマカロンでした。
カトラリーをあえてカゴにまとめて入れてテーブルに置くなど、カジュアルな演出をしていますが、サービスや料理は正統派。クラシックで懐かしい料理なのに、現代にもきちんとマッチした味わいです。
格式のあるホテルという印象のSt Regisですが、リラックスした楽しい食事時間を過ごすことができました。