今日は故人を偲んでの追悼演奏会。午前11時の開演より午後9時まで、一言も発せず、ただひたすら思いのままに音楽を奏で続けました。
お客様はだれもいません。ただひとつだけイスを置き、故人が好きだった焼酎を、いちばん大切にしているグラスに注いで傍らに添えました。
東京に戻ってひとりで過ごしていると、ふとした拍子に故人を強く意識して心乱れることしばしば。
ところが、ひとたび演奏を始めると、なんともいえない深い安らぎに満たされるばかりか、心の奥からは歓びや希望が新しく湧き出て来ます。
明日は和歌山で演奏会。そこでは集まってくれるお客様のために演奏します。