「四川」の冷麺 at シェラトン都ホテル大阪

夕陽を見ると、また旅に出たくなります。この光景が誘うディスティネーションは、アリススプリングスか、タンジールか。大阪の空も、地球のすべてと繋がっているんですね。

さて、夏といえば冷麺の季節です。大好きなのですが、年に何度かしか味わうことができない、私にとっては幻の料理でもあります。

都ホテルからのメールに、大阪の「四川」で冷麺が始まったと案内があり、これはぜひと思って出掛けました。

11時40分に行くと、店内にはすでに数組のお客さんが。皆さん常連のようです。その後も、次々と入店があり活気づいていきます。

一応、メニューを一通り眺め、ウィークデーランチセットや、飲茶セットに惹かれつつも、お目当ての冷麺(2,000円)を注文。五目と棒々鶏の2種類があるうち、後者を頼みました。

赤い皿にシンプルに盛られた冷麺に、別添えの胡麻ダレをたっぷりと。ピリッと辛いソースに、ふっくらとした鶏肉がよくあいます。麺も美味でした。

これでは物足りないと追加したのは、角煮入り饅頭(500円)。

仕上げに杏仁豆腐とコーヒーのセット。ランチタイムの特別プロモーションで500円ですが、杏仁豆腐は缶詰チックな味でちょっと残念。

サービスはたいへん丁寧で行き届いていました。物腰もやわらかく、ホテルレストランらしいタッチです。2回のおしぼりサービス、温・冷が選べるジャスミン茶、布のナプキンというのも好感が持てます。

店内のインテリアはモダンなテイスト。上海にあるレストランに似た雰囲気なので、大阪に居ながらにして中国を訪れたような気分でした。

「四川」は東京や京都の都ホテルでも利用しましたが、ここ大阪のが一番好印象でした。また再訪したい店です。