二胡演奏家のツァオレイ(趙磊)から久しぶりにメールが来ました。9月の張家界コンサートのことを、ツァオレイも楽しみにしてくれているようです。まだ9月のことだしと、遠いことのように思っていたのですが、急に目の前に迫ってきた感じです。
上の写真は2009年の中国上海国際芸術祭でのひとコマ。私の中国初リサイタルのステージに、ツァオレイは大きな花束を抱えて応援に来てくれたのです。
この時はまだ面識があるという程度でしたが、いつかきっと互いに尊敬し合えるような共演者になるだろうと予感していました。
それは1年半で現実のものになり、今も9月のプランを一緒に練っているところです。
ツァオレイも、小樽のゴッドマザーが旅立ってしまったことに、とても心を痛めています。彼にとっては、4月のコンサートが初めての出会いでした。
ゴッドマザーもツァオレイの演奏を大変気に入り、「また呼びたい」と喜んでいたのが昨日のことのようです。
ツァオレイとの共演は、この先もプランが次々に上がって来ていますので、決まり次第、このブログでもお知らせします。
それから、シンガポールのこと。10月のサロンコンサートは、私にとってシンガポールでのデビュー公演となるわけですが、現地の皆さんが本当に熱心に準備を進めてくれています。
今日はご案内状の見本が届きました。とても素敵な内容で、私がお客として参加したいと思うような、魅力的なイベントです。正直、こんなにワクワクするような内容になるとは思っていませんでした。
料理もワインも本当に素晴らしいものが提供されます。あとは、私の演奏がそれに見合うかどうか・・・いえいえ、私だって負けていませんよ。すでにエンジンがかかっています。
こちらも、詳細は後日お知らせします。日本からのご参加も大歓迎。渡航や現地でのサポートもいたします。
さて、午後に飛び込んだ友人からの一通のメール。「今、セバスにいます」とのこと。その時、私は都心にいなかったのですが、1時間で行くのでセバスで!と返事をしました。
約束通り、1時間足らずでセバスに到着。ランチタイムのラッシュは終わった様子ですが、まだ活気の余韻が残っています。
オーナーのたまちゃんに「なんか食べさせてくれる?」と頼み、名物700円ランチを出してもらいました。
冷たいラタトゥイユ、鴨とフレンチスタイルの玉子焼きとピクルスのプレート、シナモンの入った自家製パン、グリーンカレーのパスタ、シナモンムース、コーヒーという充実の内容。
私はまだこれで2度目のランチですが、本当に700円でいいの?と驚かずにはいられません。
値上げをしようと思ったことはないのかと尋ねると、「いやいや、めっそうもない」と照れ笑いをするたまちゃん。
彼も、私と同じ一匹オオカミの血を引く人間なんでしょうね。自由気ままに自分のスタイルでする苦労は、なんとも思わないのです。人を使う方が、かえって気を遣ったり、すれ違ってしまったり。
ひとりでやっているからこそ、この値段でこの内容が可能なんですね。夜は3種類のグラスワインが付いて3,000円というディナーコースもあるとか。次回は夜に行ってみなくては!
思い立ってセバスに立ち寄ってくれた友人にも感謝。そして、それを知らせてくれたことにも感謝です。
なんだか、急にアクティブになってきた午後の神田将。午前中まではちょっぴり打ち沈んでいたんですよ。アニーの気分です。
それから、せんくら2011の公式サイトが7月28日にオープンしましたので、ぜひご覧ください。
三浦友理枝さんや、川久保賜紀さんなど、せんくらお馴染みのトップアーティストはもちろん、米津真浩さんも出演します。ぜひ、せんくらで会いましょう。その後はシンガポールで、そして浜離宮朝日ホールで。