ふんわりリコッタパンケーキ bills 七里ヶ浜

茅ヶ崎の海岸沿いに一軒家を建てたばかりの友人は、ニューヨーカー。でも、日本に住み着いて19年にもなるので、もう立派な茅ヶ崎ボーイかもしれませんね。

ご自慢の屋敷を拝見しにちょっと茅ヶ崎まで。2匹の黒猫の待つ家は、床が石張りだったり、テラスがいくつもあったり、カーテンがなかったりと、やはり日本人とは違った感性に溢れていました。それから車を走らせ、海岸沿いのダイニングカフェに。

やや波の高い海では、サーファーたちが活気づいています。道路は夕方のラッシュを迎えようとしていますが、時折、対向車が途切れると、視界が開けて海がよく見えます。なんだか、短かった青春を思い出したりして。

向かった店はbills。シドニーに3店舗、そして日本にも3店舗を持つ、オーストラリアのレストランターによるカジュアルダイニングです。日本ではここ七里ヶ浜が1号店。海を見渡すロケーションが人気です。

友人は入口に立つスタッフと流暢な日本語で会話しています。でも、私には決して日本語で話してくれません。こっそり聞き耳を立ててみると、さすが19年もいるだけあって、敬語も達者です。

ダイニングは予約で満席。テラスは雨の天気予報のためクローズ(いい天気なんですけどね)。カウンターなら空いているが、つまみとデザートしか出せないということらしいのですが、それを私に英語で伝えてくれます。まるで私が日本語を解さない人みたいですね。

まあ、カウンターでいいじゃないということで、店内へ。店はアウトドアの通路を挟んで、ラウンジスペースとダイニングスペースに完全に分かれていて、入口も別々に設けられています。

ラウンジスペースには、中央にリビングのような感じでソファが並び、脇にはボックスシートが、そして窓を背にしてバーカウンターがあります。窓の外には広大な海。インテリアにはナチュラルな居心地よさを感じます。

カウンターで注文できる料理は限られていますが、幸いなことに名物のリコッタパンケーキはOK。それと、オーストラリア産のシャルドネを頼みました。

少々いびつなところがむしろいい感じのパンケーキが3枚。ふわっふわで中からはところどころリコッタチーズが顔をのぞかせます。パンケーキの裏にはバナナがかくれんぼ。キャラメルを使ったハニーコームバターの、コクのある甘さがたまりません。

友人はイモとエスプレッソとサンペレグリノ。へんな取り合わせだなぁ。

今度は朝食に訪れてみたいもの。さて、どこのホテルに泊まろうかな。