もう12月! 早いですね。もう少し2016年に留まって、コンディション万全にチューニングしてから新年に挑みたいところですが、時は待ってくれません。
もう師ではなくなったのに、師走は忙しいです。南の国と日本を行ったり来たりしているので、稽古時間の確保に苦労します。気分が焦ると仕事が雑になるため、穏やかなリズムをキープしたいもの。移動の時には、書類や画面に執着せず、風景をぼんやりと楽しむ時間を大切にしています。
この季節、街のいたるところでクリスマスツリーが見られます。ツリーのデコレーションには、今の空気感がよく表現されているので、演奏の雰囲気づくりにも大いに役立ちます。今年は、国内外問わずシンプルながらも、温もりのあるデコレーションが多く見られます。
ここしばらくは、文章を書く作業が続きました。演奏会への意気込みを込めたお客様へのメッセージや、質問状形式の取材への回答、ホテルレストランに関する取材など、エレクトーンのキーボードより、パソコンキーボードを叩いている方が多い日もあります。
文章を書くのは好きですが、得意ではありません。第一、こんなもの読む人いるのかな?と思いながら書いているのですが、人に読んでもらおうと思うと筆が進まないので、自分自身の記録のような気持ちで考えます。
今度の週末は山口市で2回のクリスマスコンサート。ディナーコンサートの方は、食事の後にぴったりな温かい雰囲気のプログラムを、2日目のコンサートはクラシックプログラムで演奏します。初披露も多いので、まだまだ稽古が必要ですが、当日にはきっと楽しんでいただけると思います。
クリスマスイブは周南市の第九コンサート。前半はクリスマス一色のフェスティブステージ。やっと歌い手の曲目が決まり、私はこれから編曲です。ここがエレクトーンのつらいところ。一度しか着ないオートクチュールドレスを、イブまでに10デザイン縫い上げなければならないと言えば、イメージしてもらえるでしょうか。とにかく、進めます。会場に集まってくれるお客様をがっかりさせたくないですから。