祝!せんくら開幕

せんくら2011の初日、天気予報はあいにくの雨。朝には路面が濡れる降りようでしたが、第一弾の演奏がスタートする頃から次第に晴れ、やがて太陽も顔を出しました。

今回のせんくらは例年よりも規模を縮小して開催されてはいますが、出演者の顔触れは例年通りの豪華版。私にとっても憧れの人たちが多数出演しており、バックステージで会うたびにドキドキしています。

私の出番は3日間で4回。初日は青年文化センター交流ホールでの演奏会で、シックな選曲でオトナのムードを楽しんでもらおうと考えたステージです。

この会場は毎年使われていますが、私にとっては初めての場所。館内には大小いくつものホールがあって、同時にたくさんのステージを進められる、まさにせんくらにぴったりな施設です。

ホール周辺にはせんくらの旗が揺れ、出店も出ていて盛り上がっています。ジェラートが美味しそうでしたが、準備に追われて食べそこなったのが残念。

館内にも関連CD売り場のほか、いろいろなショップが出ていて、それぞれに興味をそそります。コーヒーのいい香りに惹かれていくと、ネルソンコーヒーのショップが出ていたので、早速購入。東京に帰って飲むのが楽しみです。

他に、昨年のコンサートスナップを展示しているコーナーもあり、コンサート前後の時間もたっぷり楽しめるようになっています。

さて、今日の演奏会のプログラムはたった4曲。もともと最終日のために組んだプログラムでしたが、大人向けの内容ならば、日曜日よりも金曜日がいいのではということで、入れ替えになったのです。

私としては、せんくらの雰囲気にも慣れ、最後の力を振り絞って演奏することを想定して組んだので、初日に弾くのは正直不安。でも、お客様は早い時間から並んで下さいましたし、公演中もとても熱心に聞き入ってくれました。

昨日まで小学校を巡回して、子どもちゃんたちとハイテンションで接していただけに、落ち着きと集中力が支配する空間に慣れるのには、ちょっと時間がかかったかもしれません。

あっという間の45分。ああ、やっぱり仙台に来てよかった。そう実感しながらの演奏でした。楽屋には差し入れの花や、萩の月。オフィシャルホテルの部屋にも総支配人からのメッセージが。仙台の皆さんのぬくもりが沁みます。