リサイタルが終わったことで、「詳しくは14日が済んでから」と先延ばしにしていた打ち合わせがドッと一気に連なり、ちょっと頭がオーバーヒート気味のところに不機嫌な母から電話が入り、もう勘弁してくれモードに。そんな時は甘いケーキでリフレッシュです。
ミーティングはずっと六本木のグランドハイアットでしていました。天気がよく外の空気が気持ちよかったので、フィオレンティーナのアウトドアテラスで。
何組もの人たちと入れ替わり立ち替わり話を進めていく中、シビアなことや後味の悪いことも口にしなければならないのですが、私はそういうのが苦手です。
でも、来年の楽しい企画には大いに興味を惹かれ、ちょっと気分が楽になりましたし、最後はプライベートな友人とも顔を合わせられたので、自分らしさを取り戻せました。
六本木を後にして三鷹に向かったのは、不機嫌な母に会うため。私にも言い分はありますが、やはり黙って話を聞くべきだと反省しながら向かいました。ところが、顔を見るなり、いつもの調子に戻った母。どうやら、口にするまでもなく私の気持ちは通じたようです。
何もなかったように夕食を。都会の洗練された店にいささか疲れたので、とにかく心が温かくなれる店に行きたいと思っていたところ、母に勧められたのが「陽陽」という上海料理店。
いわゆる街の中華料理屋さんという雰囲気の、気取らない店です。でも、店を切り盛りする中国出身の夫妻が作る料理は実に本格的。それはバラエティに富んだメニューを見るだけでもわかります。
その写真入りメニューをぱらぱらと眺めながら適当に注文したのが、下の料理たちです。本場を思い出させる味に、いつしか上海にいるような錯覚に。
クラゲと胡瓜のあえ物
蒸した骨付き鶏
とうみょうの炒め物
油淋鶏
イカと百合の花の炒め物
蟹味噌風味の豆腐
角煮や腸詰が入った土鍋炒飯
焼小籠包
胡麻団子
ラーメンやかた焼きそばといった日本でもお馴染みの定番料理も揃っていますが、やはりここでは中国風な注文をした方が楽しめると思います。お値段も手ごろで、ファミリーで安心して利用できる店です。
東京都三鷹市下連雀4-6-17
0422-44-6017