日曜日の午前中は山口市内を周遊。といっても観光ではなく、もし小さな規模のソロコンサートをするとしたら、どの会場がベストかの下見をしました。
最初はサビエル記念聖堂に行ったのですが、ここで演奏するのはやめた方がいいと心の声が却下。次いで山口県旧県会議事堂へ行ったのですが・・・
ここはひと目で気に入りました。重厚感があるだけでなく、明るさや気品が感じられ、響きもなかなか。次回コンサートをするなら、ぜひここがいいと思います。収容人数が少ない分、サロンコンサート的な濃密なひと時をお届けできそうです。
さらにもう一箇所、赤れんがイベントスペースも見に行ったところ、ちょうど音楽教室の発表会が始まるところで、演奏会用に準備された状態を見ることができました。
こちらも温かみがあって、いい感じ。150人ほどの収容力があるので、よりコンサートらしい雰囲気にはなりそうです。
でも、ユニークさで県会議事堂が一歩リード。県庁に隣接していますので、駐車場の心配がまったくいらない点でも優位です。さて、いつ実現するのでしょう。まだ白紙段階ですが、お知らせできる日が来ると信じています。
山口を後にして新幹線で博多へ。日曜日の新幹線はガラガラで、一車両まるごと貸切気分でした。
博多からは観光用の気動車特急「ゆふいんの森」号に乗車。遊びに行くわけではないのに、知らず知らずのうちに旅行気分でワクワクしてきます。
4両編成の車両は、すべてがハイデッカー車になっており、入口ドアから階段を上がって客席へ向かいます。車両間の通路がまるで架け橋のようになっているのがユニーク。その他の内装も凝っています。
3号車ビュッフェでは、由布院にちなんだお菓子やスナックがバラエティ豊富に用意されており、どれも本格的な味。列車内でフレッシュハーブティーが飲めるとは思ってもみませんでした。
おはぎも美味しいらしいのですが、ちょうど山口でおはぎを三つもご馳走になって来たところでしたので、今回は見送り。でも、またの機会があるのかどうか・・・
久留米から九大本線に入ると、周囲の風景は次第にのどかさを増していきます。車内アナウンスも、沿線の観光案内や古くから伝わる寓話などがキャビンアテンダントの口から語られ、観光バスの趣きです。
そんな遠足気分も束の間、私は由布院のひとつ手前の駅で下車し、今宵の宿へと足を急ぎました。周囲には山々が連なり、九州らしい景観です。
ホテルには屋上温泉があって、カッパの証文というおとぎ話が掲げられています。さすが童話の里。
月曜日から金曜日まで、毎日ふたつの学校を巡回し、エレクトーンのソロコンサートを実施し、金曜の夜は一般の皆さまにご鑑賞いただけるコンサートを開催します。
大分県内の皆さまはもちろん、福岡、熊本、宮崎の皆さま、そして日本全国の皆さま、秋の旅行気分で、ぜひお出かけになってみませんか?お待ちしています。