マーブルラウンジのデザートブッフェ ヒルトン東京

今日は空がとりわけ青く見え、流れる雲はふんわりと甘い菓子のよう。白金から新宿まで、知らない道を探しながらのウォーキングは、都会の森の探検でした。

古い友人と会ってランチの約束が、相手の都合が悪くなり、ひとりきりに。その分、長時間の散策ができたわけですが、ランチにちょうどいい頃合いを逃してしまいました。

ヒルトン東京のマーブルラウンジなら、24時間いつでもアラカルトの食事が用意されているので、ふらっと立ち寄ってみることに。

昨日までは巨大クリスマスツリーがあったのに、もう正月飾りに一転。レストランも、戦場のような忙しさから、一気に一年で一番穏やかな雰囲気になっています。

ふだんは行列の大人気を誇るデザートブッフェも、今日ばかりは静か。注文を取りに来た係に、デザートブッフェはお菓子オンリーなのか尋ねると、軽食もいくつかあるとのこと。それが決め手となり、初デザートブッフェにチャレンジすることにしました。

カウンターには、色鮮やかなお菓子たちがずらりと並んでいて、見ているだけでも圧巻。和風のお菓子や、チョコレートファウンテンもあります。

ディスプレイにも工夫が感じられ、それぞれのお菓子がいかにも美味しそうに見えます。フルーツカービングもお見事。

空腹の私は、まず軽食から。パスタ、チキン、出し巻き玉子、3種のサンドイッチが並んでいる中から、パスタとチキンを食べてみました。味はノーコメント。

空腹が落ち着いたところで、いざデザート。とても全種類はムリ。ぜひ食べてみたいと思うものだけに絞りましたが、それでも10種類近くになりました。

甘いものばかりを続けて食べられるのかと疑問に感じていましたが、実際に挑戦してみると、結構いけるものですね。

ひとくくりに「甘いもの」と言っても、それぞれに個性的な味わいがありますし、むしろ食べ比べることで、特色が浮き彫りになるのかもしれません。

最後はコールドマーブルアイスクリーム。冷たい大理石の上で、自分だけのオリジナルアイスクリームを調合してくれるサービスです。

バニラアイスクリームに、レーズンとチョコレートクッキーを入れてもらいました。そこに、別に注文した貴腐葡萄のデザートワインを注いで、スペシャルアイスクリームのでき上がり。

甘いお菓子たちと、甘いワイン。人生は甘くないけれど、甘い味覚に溺れながら、世知辛い現実を生きる意欲が掻き立てられました。なんて。

実際には、最後の方は、胡椒を振って食べてました。アイスクリームに胡椒。苺に胡椒。案外合うんですよ。お試しあれ。