冬の味覚会席 睦月 松風 ヒルトン成田

近頃は羽田空港の国際化拡張が進み、海外へ出かける際に羽田を使うことが多くなりましたが、さあ旅に出るぞという気分は、成田空港の方が盛り上げてくれるような気がします。

フライトの時間によって成田近辺のホテルに滞在したり、そのホテルに車を停めたまま旅に出れば、体力的にとても楽。そんな時、最も頻度高く利用するのがヒルトン成田です。

ヒルトン成田には、洋食レストランのほか、日本料理と中国料理の店が揃っています。最近よく利用するのが日本料理「松風」。

特に何かが気に入っているというわけではないのですが、旅の前後に日本料理が食べたくなるのは、私に限ったことではないと思いますし、都心に比べて値段が手ごろなのも嬉しい限りです。

1月のとある日に訪ねた際は、「冬の味覚会席 睦月(6,800円)」を注文。味覚会席は毎月献立が変わるので、季節の味を楽しむことができます。

賑やかに盛り合わさった前菜は、鯛手鞠寿司、豚燻製、エシャロット、海老、菜花、床節、鶏松風、白身唐揚げ。

椀ものは、鯛、雲丹豆腐、紅白白玉、柚子。

造り三種盛り。舟型の器がかわいい。

焚合せは、穴子昆布巻き、巻き海老、蕪、南京。

焼き物は、金目鯛若狭焼、長芋昆布〆、金柑蜜煮、たらの芽黄身揚げ。

合肴は、鰤酒蒸し、豆腐、椎茸、葱。

食事は、鯛飯、みそ椀と香の物。

最後に水もの。

とてもオーソドックスな料理ですが、それが素朴な安心感を届けてくれます。サービスも気取りのないおばちゃんが多く、ホテルにいながらも温泉旅館のような雰囲気。これで本当に温泉があれば最高なんですけれどね。

成田に来ると、Tuttiの会の皆さんに会いたくなります。代表の恵子先生には、波多江さんと出会う機会を与えてもらいました。波多江さんと共演する毎に、そして成田を訪れる毎に顔が心に浮かびます。