豪華キャストでお届けするラグジュアリーホテルでのディナーショー。ホテルと音楽が大好きな私にとっては最高のイベントです。私もお客として参加したいくらいですが、演奏で参加できるのも大きな歓び。日が近づくにつれ、どんどんエキサイティングしてきました。
2月9日の夜に開かれるたった一度のステージのために、さまざまなアイデアを出し合い、今できる最高の内容にしようと一同張り切っているところです。
今日は最初の音楽稽古が行われました。出演者の顔合わせを兼ね、集まったのはサイ・イエングアンさんのご自宅兼アトリエです。
サイさん、そしてバリトンの上江さんとは、かつて共演した経験がありますが、テノールの樋口さんは今回が初めて。ニューイヤーオペラコンサートでも見事なトスカを聞かせてくれた樋口さんは、今や売れっ子ナンバーワンのイケメンテノールです。
どんな人なのか、会うまではちょっと緊張しましたが、とても気さくで明るい人でした。中学生まではエレクトーンを弾いていたとか。ますます親近感が湧きます。
さまざまな打ち合わせを経て、音楽を通して演奏してみることに。今日はエレクトーンがありませんので、私は不慣れなピアノを弾きます。
今回のステージはハイライト形式で、おいしいところどりの内容。一部のストーリーを飛ばすこともあり、ところどころでナレーションが入ります。
音楽の流れとマッチするかが心配でしたが、ご自身が歌手でもあるというナレーターが話すので、とても雰囲気がよく効果的。期待できます。
ベテラン歌手3人は、もう音楽が体に沁み込んでいますので、安定した歌を聞かせてくれます。一緒に合わせながら、本当に幸せな時間を過ごしました。
フォーシーズンズホテル椿山荘東京は、来年からフォーシーズンズの名を外し、新しい歩みをスタートさせるそうです。ということは、私にとってこれが最後のフォーシーズンズホテル椿山荘でのディナーショーとなるかもしれません。
これから当日まで、しっかりと本腰を入れて準備を進めていきます。皆さまと共に、この上ないひと時を楽しめるのを、心待ちにしています。ぜひ思い切ってご参加ください。
(Top写真は2004年に開催したキャピトル東急ホテルでのディナーショー。まだ白くて大きなエレクトーンでした。)