ル・ジャルダンのサンドイッチランチ フォーシーズンズホテル椿山荘東京

ディナーショーから一夜明け、心地よい疲労感とともに客室の窓から庭園を見渡すと、前日とは違った景色に見えました。ひとつの役割を果たし、気持ちに余裕が生まれたからだと思いますが、それがこれほど見るものの印象を変えることには驚きです。

庭園は自由に散策できます。空気は冷たいのですが、ここだけは都心とは思えない澄んだ空気に満ちている感じですし、日差しを浴びると春のようにぽかぽか。いろいろな種類の椿がほころび始めています。

出発前にひとりで簡単なランチを。レストランではなくロビーラウンジを利用することにしました。エントランスでひとりであることを告げると、すでに予約で満席だとのこと。でも、13時半までならば席を用意できると付けくわえられ、長居をする気はなかったのでそれに応じました。

ランチは2種類。サンドイッチランチと、4種類の料理が盛り合わさったランチがあり、いずれもスープと飲みものが付いて3,300円です。

5種類のパンを使ったという説明に惹かれ、サンドイッチランチを注文。ほどなくコーヒーとスープが運ばれてきました。今日のスープはコーンクリーム。

サンドイッチは四角いプレートに盛り合わさっています。エキゾチックな味付けのチキンを挟んだピタが気に入りました。

食べ終わると、係が「デザートをお付けすることもできますが、いかがでしょう」と勧めます。尋ねると+550円でケーキが付くとのこと。ケーキは多くの種類から選べ、チーズケーキかチョコレートケーキが自慢とのことで、チョコレートケーキをチョイス。

プレートには大きなケーキ、アイスクリーム、ベリー、パッションフルーツがデコレーションされています。クラシカルなガトーショコラはずっしりと詰まった感じで、甘みもしっかり。私好みです。

予定よりもゆっくりと過ごしましたが、制限時間よりはずっと早くに店を後にしました。

余談ですが、上の写真にあるソファセットは、1階パブリックスペースに置かれているものです。昨日のディナーショーでは、これをステージ上のセットとして使わせてもらいました。

今回のディナショーに際しては、ホテル側の柔軟な対応にずいぶんと助けられました。

打ち合わせの際「舞台やホワイエを椿で飾れるか」というプロデューサーのリクエストを、私は無茶を言うなぁと思って聞いていたのですが、ホテルは「努力します」と返答。当日は、見事な椿のデコレーションでした。

舞台で使うソファも、パブリックスペースの備品を使いたいと頼んでも、大抵のホテルは嫌がります。もちろんそれにはもっともな理由があるのですが、今回はあらゆるリクエストに見事応えてくれました。さすがです。