日本料理うえまちの彩葉膳 シェラトン都ホテル大阪

冷たい雨の月曜日は、気分が沈みがち。でも、せっかく会う人たちに暗い顔を見せるのは申し訳ないので、美味しいものを食べてから出掛けることに。そこで、上本町にある都ホテル大阪の日本料理店を訪ねました。

シェラトン都ホテル大阪の3階にある日本料理「うえまち」は、全国に数あるホテル内日本料理店の中でも、立派さと風情で群を抜いています。趣きは料亭風。いつでも黒服のマネジャーか和服姿の女性が店先に立ち、お客を迎えています。

時間は11時半のオープンを少し回ったばかり。係に「ひとりなんですが」とやんわり声を掛けると、丁寧かつにこやかにテーブルへと案内してくれました。

屋外の雰囲気を模した廊下を進み、屋敷に入るような気分でホール席へ。それぞれのテーブルは広く、十分な間隔で配置されています。ホールはいくつかのセクションに分けられ、それぞれが邸の一室というイメージで、襖や床の間風の棚などがあしらわれています。

上品でゆったりとした係の所作は、奥ゆかしい日本女性の雰囲気。昔ながらのホテルレストランといった余裕も感じられます。

早速メニューを眺めますが、あまりゆっくりしているわけにもいかず、45分以内には食べ終わって出発しなければなりません。そこで、平日限定の昼献立の中から、彩葉膳4,000円を選びました。

カロリー控え目で野菜をたっぷり使ったヘルシーさが自慢の膳だそうです。注文から10分と待たず、料理を並べた膳が運ばれてきました。

三段重には野菜の和え物や煮物、焼き魚。そして造り、茶麺、助六寿司。ヘルシーなだけあって量は控え目ですが、それぞれとてもいい味です。もう一膳お代わりしたいくらいですが、お楽しみはまた次回に取っておきましょう。

最後にわらび餅と煎茶が運ばれてきました。こちらも一口サイズです。もっと食べたいなぁ。

気がつけば、まだ入店してから20分しか経っていません。ファストフード店やフードコートのようなスピードです。煎茶をゆっくりと味わって、それでも30分と経たないうちに出発。外は雨でも気分はすっかり晴れになりました。