翡翠宮では、食卓の上に広大な中国を凝縮し、味覚で旅を楽しむという趣向のプロモーションを開催中です。
狭い日本でさえ、地方によって自慢の味があり、その特徴は大きく異なるわけですから、中国ともなれば個性もひときわだろうと期待が膨らみます。
焼物前菜の盛り合わせ 広東風
ふかひれの姿煮込み 黄金スープ 北京風
ヤリイカと彩り野菜の漬菜炒め 寧波風
炒めた毛蟹と渡り蟹のビスク 澳門風
老酒の酒粕に漬けた鮮魚の蒸し物 杭州風(この日の魚はハタ)
麻婆豆腐 四川風
青菜入り土鍋御飯 上海風 四川泡菜添え
豆腐チーズケーキと苺入り杏仁豆腐 香港風
料理は以上8品。高級食材を使っているのはフカヒレ料理だけで、そこにコストが集中している感があり、だんだんとトーンダウンしてくる印象ですが、各都市の特徴や名物を盛り込みながら、ひとつのコースとして均整の取れた流れに組み上がっていました。
でも、前日に味わったトロワグロの料理が素晴らしすぎて、何を食べても霞んでしまうというのが正直な感想。ちょっとタイミングがよくなかったかもしれません。