欧風料理もんのとんかつ 神戸

神戸市西区の中学校で開催された演奏会を終えて三ノ宮まで車で移動。共演者たちと一緒に「欧風料理もん」で遅めのランチです。というか、ほとんどおやつの時間でした。

私にとってこの店は懐かしさがいっぱい。かつて神戸で暮らした頃に、友人たちと何度も通いました。かなり久しぶりに訪ねたのですが、以前と変わらない雰囲気が保たれていて嬉しさいっぱいです。

他のメンバーにとっては初めての店。米津さんは店先の「美夫貞奇」の文字に、「ビフテキってこう書くんだ!」と妙に納得していました。

おやつのような時間ですから、店内はのんびりムード。他にお客もなく、「お二階に上がって好きな席にどうぞ~」と奥から声が。

細い階段を上がって2階へ。広めのテーブルに着いて、一同で店内をきょろきょろ。年季を感じさせる調度に囲まれ、神戸っぽい雰囲気です。

メニューにパステルカラーで神戸の港風景が描かれているところも旅情。欧風料理とうたっているだけに、懐かしい洋食屋さんメニューがズラリと揃っていますが、私は迷わずとんかつ定食。他のメンバーもそれで意見が一致しました。

ほどなくして漬物とケチャップベースのソースが運ばれてきます。とんかつにケチャップというのは米津さんにも新鮮だったらしく、これはこの店のオリジナルなのか、神戸では一般的なのかと興味津津。少なくとも私はこの店以外では見たことがありません。

いよいよとんかつの到着。一口大に揚げられたとんかつはふんわりやわらかくてジューシー。カレー風味のキャベツや酸味の効いたもやしなど、付け合わせもよく見られるキャベツ千切りとは違っています。

これに皿に盛られたたっぷりライスと、玉ねぎの甘さが印象的な味噌汁が付き、満腹大満足です。

この店を何度も利用する過程で、他のメニューにもあれこれチャレンジしたことがありますが、結局はこのとんかつに戻って来ました。洋食屋さんのとんかつという、ありそうであまりない味わいはやみつきになりますよ。

さて、午前中の演奏会ですが、久しぶりにエレクトーン、サックス、ピアノ、パーカッションのアンサンブルだったので、思い切り楽しむことができました。

リハーサルでは米津さんがエレクトーンを弾いてみるというシーンも。米ちゃん、まずもってそんなに深く座ったら弾けないよ。

石川さんによるパーカッションはドラムスだけでなく、ティンパニーも。これらを往復しながらすべてを操る業には脱帽です。

波多江さんは体育館の冷たい空気の中にもかかわらず、美しい音を響かせてくれました。

またPTAの皆さんが差し入れてくれた豚汁の美味しかったことといったら。全校生徒の分も含めて毎年1,000食も作るのが例年行事なのだそうです。大勢でスケールの大きな作業をするって、とてもワクワクすることでしょうね。