上海の小さなイタリア料理店 Bellissimo

上海に来てから、毎日の食事はほとんど中国料理。どの店も活気とパワーに溢れ、店そのものが上海の縮図のようです。たまにはゆっくりと静かなランチを味わってみたいと思い、錦江ホテルの近隣をふらりと歩いてみました。

ホテル周辺には、かつては住宅だったという古い建物を小さな店舗として活用するなどしていて、さながら裏原宿のような感じ。カジュアルでファッショナブルな雰囲気があります。

長楽路に面した建物に、ちょっといい感じの店がありました。Bellissimo、すなわち美の極み。街並みに溶け込んだ小さな店構えに惹かれ、入ってみることに。

1階はキッチンとカウンターの他、オープンテラス席と数卓のテーブル。2階はダイニングホール、3階は個室という造り。まだ誰もいない2階に案内されました。

ランチには3つのセットがあります。68元+のパスタセット、78元+のピッツァセット、88元+のお勧め料理セット。それぞれソフトドリンク付き。ソフトドリンクというのは、コークかスプライト。コーヒーにするには10元加算。

一番手ごろなパスタセットにして、2種類のパスタから野菜のニョッキをチョイス。あとスープまたはサラダが付きます。スープはミネストローネ。

ニョッキは割と固ゆで。量もしっかりとしていて、お腹いっぱい。中国では中国料理以外はあまり美味しくないという印象がありますが、ここはそんなことありませんでした。

食後は10元足してコーヒーを。ネスプレッソです。

以上で日本円にしてだいたい千円ちょっと。まあランチとしては手ごろな方だと思いますが、200~300円程度で満腹になれる上海の食事情としてはやや高い感じも。

中国のサービススタッフは、やたらとニコニコしたりしませんが、この店の若い男性スタッフたちは、自然な笑顔を見せてくれます。やっぱり笑顔でいてくれる方が気持ちがなごみますし、一層美味しく感じるような気がします。

午後は雅马哈音乐中心上海静安总店(ヤマハ音楽教室)で稽古。いつでも楽器を使わせてくれるので、本当に助かっています。

上海ではエレクトーンを習う人が急速に増えているとか。子どもたちが楽しそうにレッスンを受けている姿を見ると嬉しくなります。