上海滞在中に味わった中国料理の数々。やはり大勢で賑やかにテーブルを囲むのが、中国料理を美味しく楽しむ秘訣かもしれません。今回廻り合った約100皿の料理の中から、いくつかの店を紹介します。まずは31日に訪れた「海上阿叔」から。
ロケーションは、上海一の絶景が望める外灘から徒歩圏内にある外灘中心(バンドセンター)内。この辺りでは比較的大規模な店で、外灘中心からタクシーにも乗りやすいので、上海が初めてという方にも便利です。
店は地下にあり、専用のエスカレータでアクセス。大きな水槽のあるダイニングホールは、天井が高く広々していてダイナミック。過剰なほど華美な内装も中国気分を盛り上げてくれます。
この日、日本から到着したばかりの家族や弟子一家と合流。ツァオ・レイの演奏会リハーサルに行く前に、軽く腹ごしらえというオヤツ感覚で店に入りました。
湯葉とポークが入ったスープ。タケノコ入りだったので、私はパス。肉々しい風味だったとのこと。
レタスとベーコンの炒め。さっぱりしていて、箸が進みます。
海老とエンドウの炒め。
サイコロ型の餅を甘辛く炒めた料理。これ、結構気に入りました。
日本では焼き小龍包と呼ぶこともありますが、上海では生煎饅頭。信州おやきみたいな感じです。
最後にワンタン入り麺。子犬の風呂桶ほどもある大きな器で出て来て、一同わお。最初のスープより、こちらの汁の方が好評でした。
サービスは中国流。日本人にはガサツだと映るかもしれませんが、この大雑把さもエキゾチックさのひとつと割り切って楽しんだ方が得です。この店は店名がかわいいので印象に残ります。「おなか空いたね」「じゃあ、おっさん行く?」みたいなノリで。