4月1日のこと。上海音楽庁でのリハーサルを終え、日本からの一行と趙磊とともに賑やかなディナータイム。訪れたのは、リーズナブルなプライスの北京ダックで知られる燕云楼です。
燕云楼は上海市内にいくつか店舗があるようですが、今回は思南路の科学会堂5階にある店に行きました。
午後6時過ぎ、ダイニングホールは若いグループやファミリーで大賑わい。趙磊が個室を予約してくれていたはずですが、店の手違いで席に着くまでに時間を要しました。
なんとなく店全体が上海というより北京の雰囲気。メニューは一品20元程度のものが多く、ひとり100元もあれば確実に満腹になります。
次々に運ばれてくる料理たち。この日は16種類を味わいました。一番気に入ったのはやっぱり北京ダック。日本では皮しか食べませんが、ジューシーな身の部分もたっぷりあります。
午後7時過ぎ。まだ盛大に食べているところなのに、ラストオーダーとのこと。もう一品くらい甜品(甘いもの)を注文しようよと提案しましたが、もう甜品は「没有(ありません)」って。
そして午後8時を待たずして、ダイニングホールからは客が消え、さらには消灯されて真っ暗。従業員もすっかり帰り支度。かといって、個室の私たちを追いだすでもなく。
このアバウトさが中国です。この店は、いわゆる国営的なんだとか。なるほどという感じ。確かに安く上がりますが、味もそれに釣り合っているかも。