「あなたのさくらを聞きながら、今日も日本の春を思っている」。海の向こうから届くたくさんの便りに、日々励まされています。さて、上海グルメレポートの続きです。
4月2日。上海音楽庁での演奏会を終え、一行でランチタイム。午前中に演奏会が終わると、その後の一日がとても長くて得した気分。ランチもいつもよりのんびりゆっくりと。
向かったのは圓苑。現在、上海に6店舗、北京に2店舗を構える人気の上海料理店。そのうち、興国路にある興国店の2階個室を予約しました。
注文は17皿。野菜たっぷり、さっぱりしたものたっぷりのチョイスで、消化器にあまり負担を掛けないよう工夫します。
圓苑の料理はモダンで洒落た盛り付け。豪快な中国料理を想像すると、一品ごとが少なく感じるかもしれません。上写真の糯米红枣(棗の白玉詰)が私の好物。
次の写真は名物の紅焼肉。いわゆる豚バラの角煮で、これぞ上海名物料理のひとつです。この店の紅焼肉は美味しいと評判。人それぞれ好みの味があるようですが、確かにいい味です。
最後の甜品は、芝麻湯円。何杯でもお代わりしたくなります。
店内にはオールド上海の写真が掲示されており、往時の輝きと活気が思い浮かびます。
上品な雰囲気を保っている店だけに、値段はやや高め。その分、大切な人を招く時などには好都合。服務員たちもよく教育されており、礼儀正しく勤勉です。