上海 普段着の広東料理と香港飲茶

大勢で賑やかにテーブルを囲む時と、ひとり、ないしふたりで気楽に食事をする時では、気分やテンションも違いますし、選ぶ店も違ってきます。今日は、ちょっとお腹が空いた時にふと立ち寄ったふたつの店を紹介します。

まずは、新天地からもほど近い、淮海中路中環広場4階にある頤東海港名厨Oriental Garden。この広東料理店は、ロサンゼルスやラスベガスにも支店を持っているとか。

以前はクラシカルなリゾートスタイルの店だったそうですが、今では真っ赤なシャンデリアがド派手に輝くケバい店。有名人の来店も多いらしく、写真が誇らしげに飾ってあります。

セットメニューなどの売り込みにも熱心で、マネジャーと思しき男性が、これがお勧め、これはどうかと、盛んに話しかけて来ます。

ほんのお夜食程度にしたかったので、勧められるものはニーズに合わず、グランドメニューから自分で選んで注文しました。

この店は日替わりのスープが自慢。具のダシがしっかり溶け込んだスープは滋養強壮や健康維持に効果がありそう。しかし、あまりに写真写りが悪いので公開禁止処分にしました。

その他の料理としては、まずは野菜。白菜です。

そしてセロリ。珍しく米料理の雑炊も。甜品はマンゴプリンとおしるこ。

サービスデザートはフルーツ。中央にあるのはミニトマトなのですが、本当に濃厚なトマトの味。久しぶりにハッとするほど衝撃的な美味しさでした。

次の店は新旺茶餐庁。いわゆるファミレスで、チェーン展開している店です。メロンパンがお勧めだと聞き、チャンレジすることに。

日本のメロンパンよりも、空気をたくさん含んだパンを使い、表面のビスケット生地は薄い感じ。温めて提供されるので、熱々のうちにバターを挟んで食べます。懐かしい味がしました。

最初にパンを食べてしまって、後からおかず。まあ気にしない、気にしない。ファミレスですから。チャーシュー一丁。

野菜炒め一丁。

ヘチマガーリック一丁。

上海のファミリーや若いカップルが気楽に過ごしている様子は日本とほとんど変わりなく平穏そのもの。料理よりもピープルウォッチングに惹かれました。

帰り道では、お菓子の量り売りを楽しみました。