北海道らしい爽やかな気候に恵まれた日曜日。コンサートが行われた池田町田園ホールは、その名にふさわしい草木や花々に囲まれた美しい建物でした。
外観はホールというよりも、神殿を思わせる石造りの厳かな建物。都会のノイズが届かない静かな場所にあるところも、遺跡のような神秘的な雰囲気を感じさせます。
周囲に人の姿はなく、本当に音楽会は実施されるのだろうかと心配になりましたが、開場時間前にはお客様が列をなしてオープンを待ってくれていました。
定刻に開演。まずは私のソロ演奏からです。6曲で約45分の演奏。1曲目からお客様が高い集中力で聞いてくれたので、私も音楽に集中できる環境が整ったのですが、今回はホールのサイズに比べて出力の足りないスピーカーしか使えなかったことや、照明ノイズが相当気になるレベルになってしまったため、本来の音をお届けできなかったのが悔やまれます。
それでも、リハーサルの時間をフルに使って、よりよい音にするためにスタッフ全員が知恵を絞ってくれたり、帯広のヤマハさんが駆け付けて調整してくれましたので、そこにある環境の中では最高の状態が実現しました。
さて、ソロの後はいよいよいっこく堂さんの登場です。まずは師匠と一緒に客席を廻りながら歌を一曲。
続いては松山千春。北海道で演奏するのは臨場感というか気持ちが違いますね。
まだまだ歌が続きます。秋川雅史。これはもうモノマネではなく、心のこもった歌唱です。
今日のサトルとジョージは、いつもよりもお上品だったような気がします。
ふたりのトークも和気あいあい。
お客様もステージへ。
最後は「生きてるだけでそれだけで」をアンサンブル。
あっという間の100分は本当に楽しい時間でした。開演直前までゴホゴホと咳込んでいた私ですが、ステージに出たらピタッと止まりました。帯広のホテルに戻った今も、ミュージシャンズハイの延長で元気です。明日が怖い・・・