ラ・パレットの中央林間シチュー

新宿からロマンスカーに乗って、はこねではなく中央林間のラ・パレットへ行ってきました。北海道から戻って初めての外出なので、病がぶりかえさないか心配です。

小雨降る中を歩きながら、湿度が高い方が喉には好都合かもと、いい方に考えますが、昨日と違って気温が低いので注意が必要。でも、ラ・パレットの店先にはちょうどバラが咲き乱れ、雨に濡れた姿に心が和みました。

テーブルに着き、まずはシュルンベルガーのホワイトセコで喉を潤します。久しぶりのアルコールなので、いつになくスローペースで

今日はルージュコースにスープを加えてフルコース仕立てに。前菜は2種類から、メインディッシュは7種類から好みのものを選べます。

まずはアミューズ。サクッと焼いたパンにタラモ。見た感じはポーチドエッグのようですね。

前菜はパレットバリエ。オードブル5種の盛り合わせです。いろいろな味を少しずつ。

スープはサツマイモのポタージュ。甘みたっぷりですが、さっぱりとした後味。

市場から魚料理は赤イサキ。珍しい魚に、これまた珍しくフォンドヴォーのソース。濃厚な味わいに、カレー風味のカリフラワーがアクセント。

そしてメインディッシュは今日のお目当てだった中央林間シチュー。最近はどこでもご当地メニュー花盛りですが、住宅地のイメージが強い中央林間らしさを料理で表現するのは難しかったはず。

細かい説明はお店のサイトにありますが、フォークで簡単に崩せる柔らかい頬肉と、色鮮やかで歯ごたえのある旬野菜とのコントラストが何とも言えません。ワインをふんだんに使ったソースも美味。

デセールはあれこれ盛り合わせ。さっぱりしたものが多く、お腹いっぱいでも食べ切ることができました。

とりわけ派手な店ではありませんが、地域に根差して長い間愛され続けているのは素晴らしいことです。小さな努力をたくさん重ねているところにも共感を覚えます。