稽古に熱を入れ過ぎてカチコチになった筋肉をほぐすには温泉が必要だと思い、昨晩は急に思い立って越後湯沢へ。日付が変わるちょっと前に到着し、思う存分、目的を達すことができました。

早朝の山間には霧が立ち込めて幻想的。あの新鮮な空気を深呼吸したら、肺にも心にも効果絶大かも。フレッシュエアーの誘いに乗って、少しだけ散策。あれこれ思いつめていたものが一気に軽くなったのは、気のせいではありません。

越後湯沢を出発し、途中のサービスエリアで朝食を。魚野川わっぱ。新潟らしさと素朴さが、いい味出してます。

山から抜けると、広い平野と果てしない空が見えて来ました。まだ雲も残っていますが、真っ青な空を見るのは久しぶりです。

予定通りに新潟市内に入り、7月7日の演奏会に向けたリハーサル会場となる「りゅうとぴあ」へ向かいます。公園の中に立派なホールが佇んでいて、私が大好きなホールのひとつ。今日はここのスタジオAでリハーサルです。

エレクトーンが搬入され、スピーカーのセッティングも完了。時任康文先生の到着を待ってから、まずはピアノとエレクトーンだけでのリハーサル。

初めて指揮者と合わせる時は、めちゃくちゃ緊張します。もう自分が何を弾いているのかわからなくなるほどで、手に汗握るとはこのことという状態です。

でも、音楽のリードが素晴らしい指揮者は、演奏者をリラックスさせてくれます。急な体調不良にパニックになっている患者を見事に安心させる名医のような感じ。

ラターのグローリアを弾き始めて、やっと私にも楽しさが感じられるようになってきました。

そこに三々五々合唱団の皆さんが集まり始めました。発生練習が済むと、いよいよ初めて全員でのアンサンブルに突入。

まだ自分のことで精いっぱいな私ですが、やっぱり合唱が入ると、めちゃくちゃ盛り上がり、弾く幸せが体中を駆け巡ります。

稽古が終わり、また新しい課題が山のように見つかったものの、まずまず順調に進んでいると言っていい感じになりました。

私はグローリア一曲だけなので、先に上がってホテルで休憩中。合唱の稽古はこの後8時まで続き、その後の夕食で合流します。

まだちょっと時間があるので、新潟散歩に出掛けることにしましょうか。今日の新潟は素晴らしい天気ですので、歩くには最高ですから。