朝のラグーンプール

ジャカルタの月曜日。やや雲が広がり、熱帯の強い日差しもまろやかです。こんな朝は体を動かして、疲れた細胞を生き返らせたいもの。幸い、滞在中のホテルは、ジャカルタの中心部にいながらにして、バリ島のような気分を味わえるラグーンプールがあります。

上の写真は、ラグーンプールを取り巻くように設けられた1周450メートルのジョギングコース。鳥がさえずる熱帯植物と花々の間を、安全に心地よく走ることができます。ジャカルタ市内の道はランニングに適さないので、嬉しい設備です。

ラグーンプールも広大。東屋や滝があり、リゾートの趣き。それを一層高めているのが、なんと他に客がいず、ずっと貸切というラッキーな状況。バリの最高級ヴィラステイを通り越して、まるで大邸宅の主人になったような気分です。

誰もいないわけではなく、親切なスタッフが何人も控えていて、要望があればすぐに応じてくれます。朝食はプールのデッキチェアで、ギリシャ風サラダを。

時折日が差しますが、風はほとんどありません。複雑な形のプールを気の向くままに自由に泳いだり、ラップコースを本気で往復してみたり。フォームチェックのため、イスにカメラを置いて動画を取ってみたりも。

午前中いっぱい泳いだところで、やっと家族連れがやってきました。彼らに貸切気分をバトンタッチするために、私は退散。楽しいスイミングでした。

今日のランチはインドネシアンフード。ソプ・ブントゥ(sop buntut)という牛テールと野菜のスープを注文しました。メニューにはアルファベッドで記載されていますが、うまく発音できず、指差しでオーダー。

見た目はB級未満という感じですが、味は最高。牛テールの旨みが浸みたさっぱりスープと野菜。グリーンチリのサンバルと、みたらし団子みたいな味の甘口醤油、ライム、白ごはん、そしてエンピン・ゴレン(emping goreng)と呼ばれるグネツムの実の揚げせんべいが添えてあります。毎日これでもいいくらい気に入りました。