旅先での食事を実感! 九州味処 波羅門 ヒルトン福岡シーホーク

今夜は福岡ステイ。ヤフードームの隣りにある巨艦ホテルに泊まっています。千室以上の部屋が満室だとか。ロビーもレストランもテーマパークのような賑わいですが、そんな中でもマイペースの静かな時間を過ごしています。

このホテルはシーサイドのロマンチックなロケーションにありますが、食事のために市街中心に出向くには少々不便なので、最初から夕食はホテル内で済ませるつもりでした。館内にはさまざまなレストランが揃い、じゅうぶんな座席数があるようですが、満室ともなれば予約は早めにするに越したことはありません。

どの店にするか迷った結果、ありきたりな洋食とか、北海道フェアのブッフェ(なにも九州に来て北海道を食べなくても・・・というのが本音)より、九州らしいものがいいと思い、九州味処「波羅門」を選びました。

読みは「ばらもん」。なんだか暴走族が好みそうな字づらと響きですね。そういえば八尾の占い師に同じ名前の人がいたような。それはともかく、ふつうに日本料理店というより、九州味処と掲げるだけで俄然魅力的になります。

店内は生簀を囲むカウンター席の他、テーブル席、掘りごたつ席、広間などがあり、好みに応じて選べます。まずは飲みものを、焼酎リストを見ると、宮崎の芋焼酎「甕雫」があったので、即決。シングルモルトスコッチのような上品な味わいです。

メニューは、ホテルダイニングらしくコースも充実していますが、やはりここはアラカルトで行ってみましょう。それぞれのボリュームを尋ねながら、満腹になるにじゅうぶんな皿数を注文しました。


まずは豆腐。氷を張った皿の上に、ざるに入った豆腐が載っています。削り節と海苔をトッピングして。


蛸の酢の物。さっぱりとした味が、食欲を刺激してくれます。


烏賊活造り。この店の看板メニューのひとつ。サイズによって大、中、小と値段が違います。こちらは中サイズ。


刺身を食べ終わると、すぐにゲソを調理してくれます。調理法はお好みで。今回は塩焼きにしてもらいました。


揚げだし茄子。揚げだし豆腐の茄子バージョンです。


黒毛和牛の味噌炙り焼き。見た目はどうってことありませんが、肉はとろける美味しさです。添えられたクワイも気に入りました。


魚の煮付けは金目鯛を注文したかったのですが、あいにく売り切れ。代わりにアラならご用意できますとのこと、それはかえって嬉しいではありませんか。骨まできれいに食べました。これ以上は猫でも無理ってくらいに。


シメの鯛ご飯は炊きあがるまで、あと15分とのことだったので、つなぎにホウレンソウと大根とベーコンのサラダを追加。鮮やかな野菜と皿で、リフレッシュ効果大。


最後は土鍋で生米から炊き上げた鯛ご飯。魚のダシがしっかり染み込んで、思わず笑顔がこぼれる味わい。刻んだワサビもいい感じに効いてます。漬物も美味。

もうデザートは無理。本当によく食べました。九州を満喫したという気分です。サービスのタイミングもパーフェクト。皿の間隔が空く時には、ちゃんと一言添えてくれます。

テーブルを担当してくれた女性スタッフは、常に自然な笑顔を絶やさず、それでいて歯切れのいい振舞いが爽快でした。いい店でいい料理といいスタッフに出会えてラッキーです。