2日間のコンサートを終え、スタッフの皆さんと共に成功の歓びを分かち合うのは、肩ひじ張らずにくつろげて、演奏会の余韻を壊さない洒落た店がいいな。そう思っていたら、幹事さんがぴったりの店をアレンジしてくれました。
その店はotto bar(オットバル)。山口駅通りから一本路地を入ったところにある隠れ家的な雰囲気のあるバールです。一歩入ってみて、すぐに居心地のいい場所だなと思いました。
カフェとレストランとバーが一緒になった、なんて表現をすると、どれもが中途半端な感じがするかもしれませんが、それぞれのいいところがミックスされていて、気が向いたらいつでも気軽に立ち寄れそうな雰囲気です。
この日はアフターコンサートなので、ワイングラスを傾けながら、軽い食事を。私はまだ演奏の熱が残っていて、スタッフの皆さんもおしゃべりに夢中ですが、そんな中でも料理の数々はしっかり印象に残りました。
前菜の盛り合わせ。自慢のキッシュはさすがの味。パテドカンパーニュ、鯛の昆布〆をイメージしたというマリネやエスカベチェなど、いろいろな味覚が楽しめます。
パスタはペンネ。イカやオリーブがたっぷり入っています。とろーり濃厚なソースでちょっぴりグラタン風。
店の看板メニューのひとつはココット料理。この日はシュークルート、山口県の銘柄豚・むつみ豚、いろいろな野菜たち。熱々ほくほく。味もしっかりしていて私好み。ココットの中は暗いので、写真が不鮮明でソーリー。
デザートはタルト ド ノア。このタルトは店のショーケースに入っていて、着いた時から「美味しそう・・・」と気になっていました。きっと違うデザートが出てくるだろうから、追加しようかなと思っていたところ、以心伝心、出てきましたよ。軽やかなクルミの食感と、しっかりしたタルト生地が絶妙。ワンホール全部食べたいくらいでした。
なんだか表参道や原宿の裏通りにある店にいるみたい。店のディスプレイも素敵です。入口近くにはLITOFUというフラワーショップによるクリスマスデコレーションが。いいなぁ、こういうシュールなの、好きですよ。って、どこがシュール?ヒミツはお店でオーナーシェフに直接お尋ねを!