陽を浴びてキラキラと輝くプールウォーター。椰子の木が落とす陰の間を抜ける軽やかな風。木立の向こうには、まるでビーチが広がっているような・・・
見上げれば椰子の木よりも高いビルの群生。南の島には違いありませんが、ここは世界有数のアクティブシティ、香港です。
グランドハイアット香港の11階には、50メートル長のルーフトッププールがあり、その周囲にはウエディングもできるバンケットハウス、ムードあふれるバー、そして空の下で食事ができるグリルレストランがあります。
晴れた朝には、ベッドでの朝食より、このプールサイドでのブランチがお似合い。降りそそぐ陽の光を浴びに、ザ・グリルへと繰り出しました。
テーブルはプールギリギリのところまでセットされており、プールで泳ぐ人の水しぶきが掛かりそう。でも、そんなボーダーレスな雰囲気こそ香港的かもしれません。
ブランチはコールドシーフードとバーベキューグリルをメインとした料理をブッフェ形式で。料理のみの場合でも約6,000円、スパークリングワイン、赤白ワイン、ビール、ソフトドリンクのフリーフローを付けると別途約2,000円と、ブランチにしては高額です。
それでも、この爽やかなロケーションとダイナミックな味わいを求めて、多くの人々で賑わっています。
さあ、早速料理を楽しみましょう。まずは前菜コーナーから。クラッシュアイスが山と盛られたカウンターには、エキゾチックで色鮮やかな冷前菜やシーフードたち。
グリルカウンターにはふたりの料理人が付き、魚介や肉を次々と豪快に焼いています。香ばしい香りが漂い、食欲をそそります。
どれにしようか迷っていると、「これも食べて、こちらもどう?」と、たちまち皿が山盛りに。付け合わせの野菜料理はココットに入って6種類用意されていました。
その他、エッグベネディクトや、ローストビーフ、スパイシーなパンプキンスープ、インドネシアンサテなど、一通りを一口ずつ味わっただけで、もう満腹を超越した状態です。
デザートは、ペイストリーが7種類、フルーツ各種、アイスクリーム4種類。全品はとても食べ切れないと思い、ペイストリーは2種類で我慢。アイスクリームは4種いってみました。
サービスに当たるのは、ジムのインストラクターのような若い男性たち。白いコスチュームが爽やかです。若いのにとても気が利き、好印象でした。リゾート気分で味わう都会的なブランチ。いいと思います。