高知城の梅

香川から気動車特急に揺られて高知へ。途中の車窓は四国はもとより、全国でも指折りの美しさ。大歩危小歩危の渓谷美に息を呑みながら、曲がりくねった鉄路を進み、約2時間で高知駅に到着しました。

予定までしばらく時間があったので、高知城を訪ねてみました。ちょうど梅が見ごろ。立派な門をくぐり、石の階段を一段ずつ進む途中にも、木々や石垣から伝わる存在感に圧倒されます。何もしなくたってこのパワー。見習いたいものです。

天守閣は現存するもの中では最も古いのだとか。あえて中には入らず、周囲を廻っては見上げ、外観のディテールを鑑賞しました。陽のあたる方から見た方が輝かしいのですが、むしろシルエット側からの方が私は好き。

丁寧に手入れされている梅。

土佐電気鉄道の駅にはウィーン近郊のグラーツで活躍していた車両が。細い車体がキュートです。ほんのひとときの散歩でしたが、見知らぬ風景とまたひとつ出会うことができました。