10月26日にA LONG JOURNEY ライブを終えて、28日からは11泊のロングジャーニーがスタート。その間にあるのは8公演だけですが、帰郷してすぐにある公演までの準備をすべて済ませて出発しなければならないので、27日は猛稽古でした。
まずは山口県内の学校を巡回訪問する「ふれあいコンサート」が、10月29日から11月1日の4日間に開催されます。初日は下関の学校なので、空路福岡へ向かい、新幹線で下関へ戻るルートを取りました。
ここしばらくはマネジャー同行の旅が続き、いつも気を遣ってもらうことに慣れてしまったので、久しぶりの一人旅は体にこたえました。以前は世界中のどこへでもひとりで飛び回っていたことが幻のようです。学校公演のエージェントが手配した新幹線が割とギリギリで、博多駅では重いスーツケースを持って階段をダッシュ!子供たちの笑顔に出会う前に昇天しそうです。
ため息つきながら寂しい新下関駅の改札を抜けると、姫路から白鷺号を運転して先に着いていた太田垣さんが迎えに来てくれているではないですか。思いがけないタイミングで再会でき嬉しくなります。つい先日、宍粟第九で会っていたばかりなんですけどね。
ホテルは駅の近く。でも、冷たい風が強く吹いて寒く感じました。1時間後に着く菊池玲那と合流して、3人揃ってホテル内の定食屋で夕食を。このチームで10月31日までの6公演を実施します。
学校巡回コンサート中は、いつも早起きです。午前9時には学校へ着いて、エレクトーンを運んでセッティング。軽く音出しをして、すぐに本番という流れが多く、終わったら慌てて撤収して次に向かうので、なかなか学校ならではのムードを満喫するには至りません。
だからこそ、本番の時間はとても貴重です。ただ弾くだけでなく、生徒たちからのメッセージをキャッチしながら、できるだけ多くのコミュニケーションを取ります。場所が変われば学校の規模も生徒の持ち味もさまざま。同じ雰囲気になることはなく、今日はどんなコンサートになるのかとワクワクしながら開演を待ち、毎回新しい出会いに心躍りながら弾いています。
今年もどれもが忘れがたいコンサートになりました。31日の夜には上田海斗がチームに加わり4人体制に。白鷺号は下関から岩国へと山口県を横断し、最終日は岩国の山間にある美和小学校を訪問。アンコールでは子どもたちが音楽に合わせて踊ってくれ、これまたよい思い出です。
これまで続いた山口県の神田将巡回コンサートは今年で終了とのこと。来年からはまた別の演目が各地を回ることでしょう。永きにわたる応援をありがとうございました。
写真:上田海斗
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