12/21「おんがく交差点」BSテレ東に出ます

メディアに取り上げられる機会がほとんどなく、影の薄い神田将でございます。

が、しかし、この度、BSテレ東「おんがく交差点」に出演することになりました。一番喜んでいるのは両親でして、今か今かとテレビの前に陣取って待ち構えております。放送は12月だというのに。

この「おんがく交差点」は、バイオリニストの大谷康子先生と春風亭小朝師匠が案内役となり、毎週ひとりの音楽家にスポットを当てて、演奏とトークで綴る30分の人気番組。朝にふさわしい上品で明るい雰囲気が心地よく、珍しい楽器やよく知られていない音楽も積極的に取り上げているところがいいなと思っていたところに出演の話が舞い込み、本当に嬉しく思います。

ちょうどせんくらとマスカレードライブの間に収録があるとのことで、スケジュール的にもちょうどよく、しっかり演奏の準備をして収録に臨みました。でも、コンサートの経験は人一倍でも、収録というのは初体験です。現場の雰囲気も手順もわからないので、もしかしたら皆さんにご迷惑を掛けてしまったり、こんなことなら呼ばなきゃよかったと思われ、エレクトーンのイメージに傷を付けることにならないかと、そちらを心配していました。

収録は何回もの放送分を一日にたくさん撮るので、大谷先生と小朝師匠は朝からずっと撮りっぱなし。もちろんスタッフも詰めっぱなしで、現場の皆さんは本当にタフだなと平伏する思いです。私は一番後でしたので、夕刻からの入りということだったのですが、収録が予定より巻いているとのことで、早めに入るよう連絡を受けました。

ただ、エレクトーンは搬入時間が決まっており、当日の変更は難しい場合が多いのですが、ヤマハと運送業者も協力してくださり、万事スムーズに。現場に到着してからも、スタッフの皆さんがたいへんよくしてくれるので、とても安心です。

収録はさほど緊張せず、いい感じに楽しんでいるうちに進んでいきました。トークの収録はリハーサルも打ち合わせもなくいきなりカメラが回り始めるので、一瞬焦りましたが、小朝師匠のナビゲートが実にお見事で、巧みなコントロールによって会話がいい方向に弾んでいきます。さすが噺家、本当に脱帽です。

そして演奏収録へ。今回は大谷先生が曲を選んでくださり、「オペラ座の怪人」をソロで、大谷先生とのデュオで「風と共に去りぬ/タラのテーマ」と「シェヘラザード第1楽章より」を演奏しました。大谷先生とはこの日が初顔合わせ。事前のリハーサルもなく、簡単な打ち合わせと試奏があって、すぐに収録です。

コンサートのようにリハーサル時間で徐々にエンジンを温めていくという段取りはできず、いきなり最高速度まで加速しなければならないのはつらいかなと身構えもしましたが、番組の優しい雰囲気に慣れて来たら、あまり目をギラギラさせて鼻息荒く弾くのはかえって奇妙かもという気になり、ちょっとくつろいだ感じの弾き方で、場の空気を楽しむことにしました。

それが功を奏し、大谷先生とも息ぴったりの演奏ができました。エレクトーンのことも皆さんに気に入っていただき大満足です。この収録が、プロの編集を経て、どのように仕上がり電波に乗って皆さまに届くのか、待ちきれないほど楽しみです。テレビの前で待ち構える両親の気持ちがちょっぴりわかって来ました。

ぜひ放送をご覧ください。よろしくお願いいたします。

◆放送予定日
BSテレ東「おんがく交差点」神田将ゲスト回
12月21日(土)あさ8時~8時30分
(放送予定は変更になる場合がございます)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です