9/20 ドラマチック・ボイス東京

9月20日には、東京文化会館でドラマチックなコンサートを開催いたします。その名もズバリ、ドラマチック・ボイス!

今年はプッチーニが世を去って100年。不滅の人気を誇る名作を数多く残した作曲家に敬意を表して企画した第1部では、プッチーニのエッセンスを感じることのできるアリアやデュエットを。第2部は雰囲気を変えて、カジュアルな中にもエレガンスの香るステージをおおくりいたします。

企画にあたり、要となる歌手にどなたをお迎えするかをじゅうぶんに吟味しました。何しろ、これまで稀代の歌手たちとの共演に恵まれて来ましたので、どなたをお迎えしても間違いはないのですが、よりどりみどりでかえって悩んでしまいます。

この百花繚乱の歌手の中から今回ご登場いただくのは、やはりプッチーニといえばこの方。その全作品のヒロインをレパートリーとし、ご自身でもプッチーニ研究会を立ち上げている、平野雅世さんです。

平野さんのプッチーニ愛は凄まじく、オーケストラを使った本格的なプッチーニ作品公演を何度も主催しているほど。私も度々共演していますが、ステージでの熱量といい、本気度といい、一瞬ドン引きしそうになるほど圧倒的なプリマドンナです。

対する男声をどうするか。これまた悩みました。通常ならテノールでしょう。あの人もいい、この人もいいと、空想するだけでも興奮しますが、そこに、あえてバリトンの今井俊輔さんにご登場いただくことにしました。

今井さんは、今のオペラシーンになくてはならない逸材となり、数々のグランドオペラに引っ張りだこ。その合間にご自身のリサイタルやディナーショーなどを精力的に展開するスター選手です。先日の茨木公演でも、非常に鮮やかで、かつ深遠な表現で聞き手の心をこれでもかと揺さぶりました。

私が信頼するこのふたり、実は今回が初共演です。これほどのベテランでも、初顔合わせというのは特別のご様子。もう二度と味わえない「初物」の魅力を、ぜひ会場でご堪能ください。

目下、私は必死を超えて絶望と共に準備に勤しんでいます。この公演のみならず、秋のラインナップを完走するには、奇跡が必要。スコア起こしから編曲、データ作成、練習までのサイクルを毎日3曲ずつ進めなければ幕は上がりません。

そんな私ですが気掛かりなのは、唯一、チケットの売れ行きです。ぜひこの東京公演のチケットをお求めいただき、応援の旗振りとしていただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

チケットは神田将オンラインショップ(送料や手数料なし)や各プレイガイドで承っていますが、面倒という方はメールyk@yksonic.comに希望枚数をお気軽にお申し付けください。当日の会場受付にて代金引換でお受け取りいただけるよう手配いたします。

ドラマチック・ボイス

2024年9月20日(金) 18:30開場 19:00開演

東京文化会館小ホール

チケット6000円

平野雅世(ソプラノ)

今井俊輔(バリトン)

神田将(エレクトーン)

第1部

【プッチーニ、愛の物語】

「マノン・レスコー」間奏曲

「トスカ」アリアとデュエット

「蝶々夫人」アリアと間奏曲

「外套」デュエットとアリア

第2部

【お楽しみステージ】

超ドラマチックな曲を集めた魅惑のひとときをお届けします。

クラシックスタイルの公演です。ほんのりと照明演出を加えたシンプルなステージでの生声をお楽しみください。

↓打ち合わせランチ会と過去の公演写真、そしてエレクトーン体験中の今井さん