57歳の誕生日を迎えました。いつも演奏活動を支えてくださるファンや関係者の皆さま、数は少なくとも頼りになる弟子たち、そして何よりも愛おしい家族のおかげで、今日も元気に過ごすことができました。
「今日はお父さんが奮発するってよ、美味しいものを食べましょう」とおどける母。苦労ばかり掛けて来たので、楽しそうな母を見る時が一番心休まります。とにかく健康第一に元気でいてほしいものです。
音楽の方も充実しておりまして、この先も魅力あふれる企画が目白押しです。私の自慢はなんと言っても素晴らしい共演者。クラシックのみならず、幅広い世界の方々から愛され、音楽を続けて来てよかったとつくづく思います。
一方で、ひとりきりで務めるソロのステージも大切にしています。その筆頭が東京文化会館でのリサイタルで、今年は5月3日に開催しますが、私の知名度と人気は最下層ですから、まだ空席の方が多い状況です。
私自身は、たとえお客様が数人だけでも、聞きたいと思う人が来てくれればそれでいいのですが、演奏会を開催するには費用が掛かりますので、主催者のためにそれなりの賑わいになってくれたらと願っています。
4月は札幌、広島、三重を訪ねます。各地でも久しぶりの再会や新しい出会いがたくさん待っていることでしょう。
30周年は味わい深い演奏をテーマに日々追求しています。ぜひ会場でその成果を感じてください。