10月の神田将祭りもいよいよ終盤戦。月内に演奏する曲目も残すところ20作品ほどとなりました。その中でも16日と17日のラフマニノフピアノ協奏曲はひとつのピークと言えますので、緊張の高まりを感じつつ、眠れぬ日々を送っています。
16日は山口宇部で米津真浩さんとのジョイントコンサート。宇部音楽鑑賞協会の主催により、渡辺翁記念会館という立派な会場を用意していただき、皆さんの大歓迎のもと、和やかな雰囲気の中でコンサートを開催することができました。
会場と宿は目と鼻の先。部屋の窓から会場が見渡せますが、外観も均整が取れており、どこを見ても名建築です。早朝は雲が広がっていましたが、ふと窓の外を見ると、会館に日が差込み、天気も歓迎してくれているのかと嬉しくなりました。
会場では音鑑の皆さんが細やかに支えてくれ、私たちはリハーサルに集中することができました。そして懐かしい顔ぶれが次々と到着し、まるで同窓会のように再会を喜び合う時間が重なって行ったのことも演奏への気分を高めてくれたと思います。本番ではお客様の笑顔と大きな拍手が印象的でした。
来年は宇部音鑑40周年のアニバーサリーイヤーを記念して、10月30日にセレブレーションコンサートを開催することが決まりました。1昨年に続き中井智彦さんをスペシャルゲストに、佐藤華純さん率いるコーラスチームとのミュージカルステージをお届けします。意欲のあるメンバーが集まり始めており、来年が今から楽しみ。こちらもどうぞご期待ください。
明日は大阪茨木。いよいよ米津真浩さんによるラフマニノフピアノ協奏曲第2番第3番一挙演奏会です。当日券は10枚ほどご用意可能な見込みです。ぜひご来場ください。